さあ、力比べだ!! 極致のその先を――見せてみろ!!
プロフィール
概要
『Fate/EXTRA』に登場するアサシンのサーヴァント。
マスターはユリウス・ベルキスク・ハーウェイ。どうにもユリウスが召喚したのではなく、別の誰かが召喚し、ハーウェイの元へ連れてきたようであるが、そのあたりの詳しい経緯ははっきりしていない。
原作者、奈須きのこのお気に入りキャラクター。
ファンからの愛称は「アサシン先生」や「(李)書文先生」。公式もこの呼称を使ったことがある。
人物像
合理性を重んじ、"理"の無い殺しはしない主義。
正義も悪も大差なく扱い、合理を損なうかどうかで判断を下す良識人とも言われる。
また自身を拳法家というよりは殺し屋の類と語る様に、味方に就いた「EXTELLA」の頃には戦術的意見を述べたり、圏境を要いて、偵察を行ったりと武一筋の人間でもない模様。
善く学び、善く戦い、善く殺した己の人生に後悔の類は全く無い。召喚されてからは単純に戦いを楽しんでいる。
真名
真名は李書文。李氏八極拳の創始者であり、「二の打ち要らず」「神槍」などの二つ名で恐れられた中国拳法史上屈指の使い手。多くの八極拳使いが登場しているTYPE-MOON作品では最強の実力者。
李書文が亡くなったのは1934年(昭和9年)であり、現代に近い英霊の1人でもある。
"神槍"という名が示すとおり本来のクラスはランサーで、この場合は老人として召喚されるのだが、マスターであるユリウスとの相性から若いアサシンで召喚された。
殺し屋と武人という違いから話は噛み合わないが、能力的にはユリウスと相性は良いとされている。最も得意とする槍が使えないというハンディキャップを負わされているが、体術のみで三騎士クラスとも互角以上に渡り合える圧倒的な強さを誇る。
そのためファンからは「歴代最強のアサシン」と評価する声が多い。
余談であるが、『アーネンエルベの一日』で毒を飲んだ言峰綺礼が、「八極拳士の最後はこうでなくては」と言って倒れたのは、書文は毒殺されたという逸話のことを言っている。
能力
最大の特徴は「圏境」と呼ばれる技。これは本来気を巡らせることで周囲の状況を把握するものだったが、彼はこれを極めており、完全な体術によって気を支配して世界と一体化することで存在を消滅させる。この状態にある書文は一切認識することができず、結界や魔術、その他の探知手段も全く通じない。
その上、彼の拳はサーヴァントを即死させるほどの力があり、もし直撃を避けても当たりさえすれば回路をズタズタに破壊されて立っていることすら出来なくなり、マスターからの魔力供給も受けられなくなって消滅してしまう。
この圏境も彼にとってはあくまで拳法の一環であり、真っ向勝負でも最強クラスの強さを持つ。本人に言わせるところでは八極拳とは六合大槍の扱いを学ぶための前段階に過ぎないというのであるから、ランサーとして召喚された場合の実力は相当なものと推測される。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|---|
ユリウス | B | C | A | E | E | なし |
保有スキル
気配遮断(-) | アサシンのクラスが持ち共通スキルだが、このサーヴァントが持つ気配遮断はそれらのどれにも該当しない。 |
---|---|
中国武術(A+++) | 中華の合理。宇宙と一体になる事を目的とした武術をどれほど極めたかの値。修得の難易度は最高レベルで、他のスキルと違い、Aでようやく“修得した”と言えるレベル。A+++ともなれば達人の中の達人。 |
圏境(A) | 気を使い、周囲の状況を感知し、また、自らの存在を消失させる技法。極めたものは天地と合一し、その姿を自然に透けこませる事すら可能となる。 |
宝具
无二打(にのうちいらず)
- ランク:なし
- 種別:対人宝具
- レンジ:1
- 最大補足:一人
七孔噴血……撒き死ねい!!
その英霊が修得した武術が唯一無二の至宝となった時、“技”そのものが宝具として昇華する事があるが、この宝具もその1つ。
猛虎硬爬山(もうここうはざん)
- 対門宝具
李書文が最も得意だったとされる絶招。
バーサーカー化して復活した際に使用する。
ゲームの仕様上、宝具は一つしか表示されないため、こちらはスキル(技)として扱われている。
利き腕より把子拳、寸勁、頂肘を瞬時に繰り出す高速三連撃。
魂の領域にまで染み込んだ肉体の動きは、李書文が狂化状態にあっても心技体の完全な合一の元放たれる。
種別にある「門」とは、中国武術において「防御」を意味する言葉。
八極拳は本来、相手の門を叩き割ることで一撃必倒を為す武術である。
「把子拳」は、指を握り込まない八極拳特有の拳で、貫通力に優れた“穿つ拳”。「寸勁」は全身の筋の連動を一点集中させ、密着状態で放たれる発勁。頂寸は肘打ちのことだが、八極拳では発勁を伴うことで威力を上げ、粉骨・内臓破壊を可能にする大技としての側面を持つ。
これらを急所に一寸の狂いもなく放つとき、誇張でも虚飾でもなく、まず間違いなく相手は死ぬ。
外部出演
『Fate/EXTELLA』
ネロ・クラウディウス陣営の1人として参戦。クラスはアサシンで、宝具は「无二打」。敵として登場する場合は圏境による奇襲イベントを仕掛ける。
『Fate/EXTELLA-LINK』
ネロ陣営に離れ独自行動を取る。天声同化されたわけではないが、1ステージだけが本物の彼と交戦する。
アサシンクラスの新キャラクターがなく、今作でも唯一アサシンのサーヴァントとして参戦。
『Fate/Grandorder』
『EXTRA』とは違うクラス・違う姿で実装されている。
アサシンとしての李書文は2019年正月イベント『雀のお宿の活動日誌〜閻魔亭繁盛記〜』ピックアップ召喚日替わり2にてSSR☆5としてピックアップされ登場。見た目は第2部3章『人智統合真国シン』で登場した衛士長の外見(白髪にサングラスをかけている)。⇒FGO公式サイト内NEWS記事
関連人物
『Fate/EXTRA』
『EXTRA』でのマスター。
その他
青年期の肉体&ランサークラスで召喚された場合の彼。
老年期の肉体&ランサークラスで召喚された場合の彼。
青年期の肉体&バーサーカークラスで召喚された場合の彼。
関連画像
関連タグ
アサシン(Fate)/バーサーカー(Fate) サーヴァント