概要
消防法で規定する危険物の取り扱い・定期点検・保安の監督を行うために必要な国家資格。また、その資格所持者。
扱える危険物の種類によって、甲種・乙種・丙種に区分されている(詳細後述)。資格試験は総務省が実施する。
化学工場、タンクローリー、ガソリンスタンドなど、一定数量以上の危険物を貯蔵・取り扱う施設は、危険物取扱者を置くことが義務付けられている。
種類
- 甲種:乙種1~4類まですべての危険物が扱える。
- 乙種:1類~6類まで物質ごとに分かれており、扱える物質が異なる。引火性液体(ガソリン等)を扱える4類の需要が圧倒的に高く、単に危険物を持っているといった場合、大概が乙4を持っている。
- 丙種:乙種4類の完全下位互換。一部権限が制限されている。