一条寺烈

いちじょうじれつ

『宇宙刑事ギャバン』の主人公・ギャバンの地球人名。

概要

宇宙刑事であるバード星人の父、ボイサーと地球人の母、一条寺民子の間に生まれた混血児(ハーフ)。幼い頃に母を亡くし、父は任務で再び訪れた地球で行方不明になっていた。

宇宙犯罪組織マクーの魔手から地球を守るためにバード星から派遣された。

「蒸着」のコードを発すると超次元高速機ドルギランからコンバットスーツが電送され、0.05秒で宇宙刑事ギャバンになる。

続編の宇宙刑事シャリバンでは銀河パトロール隊隊長(太陽系全体担当)に昇格し、シャリバンのサポートのために度々地球を訪れる。

なお前述のとおりバード星人と地球人のハーフだがバード星育ちのため、あくまで彼の本名は「ギャバン」であり、「一条寺烈」は地球で生活するうえでの変名である。

押しかけパートナーであるミミーの事は心から大切に思っているが、恋愛感情に疎いため彼女をいらだたせることが多かった。

地球では藤豪介の運営するアバロン乗馬クラブで働いていたが、マクーが事件を起こすたびに仕事を中断するのでもらえる給料はごくわずかだった。

動物と子供を愛する明るく気さくな性格で、豪介の孫・わかばと陽一達に慕われていた。

如何なる困難や危機にも屈しない強靭な肉体と精神力を持ち、小さな命を救うためなら如何なる死地にも敢然と飛び込む。

『宇宙刑事シャイダー』特別編では「このところ弛んでいたのでコム長官に喝を入れられ、丸坊主にされた」そうである。(実際は大葉氏が出演した他作品の役作りで髪型をスキンヘッドにする必要があったため)

2012年1月公開の『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン』では、いまだ宇宙刑事として現役第一線で活躍している健在ぶりを見せつけた。（というか、冒頭からいきなりゴーカイジャー5人に圧倒的勝利をしていた）

その映画が好評を博したため、同年秋には『宇宙刑事ギャバンTHE MOVIE』が公開。但しこちらの主人公は十文字撃なる若者であるので注意。肝心の烈は、映画の後半にしか出てこないという扱い。

赤色のスズキのジムニー（ジープタイプ）

本来の綴りは「一条寺烈」であるのだが、誤変換により苗字の「一条寺」が「一乗寺」と変換されるため、イラストのタグは「一条寺烈」と誤変換による表記である「一乗寺烈」の2つが混在している。そのためイラスト検索や、投稿の際のタグ付けに注意が必要。

2012年秋公開の「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」においては、コードネームであるという設定がなされた。

2017年公開の『スペース・スクワッドギャバンVSデカレンジャー』では金髪で登場しているが、大葉氏の解釈によれば「金髪が一条寺烈の地毛で地球赴任時には日本での活動に際して染めていた」との事。