概要
CV:土師孝也
ドワーフ王国、武装国家ドワルゴンの3代目国王。自らが王国を統治後の功績、それを齎す圧倒的なカリスマから『英雄王』と称される。リムルとゴブリン達が王国を訪れた際に起きたいざこざで、カイジンがベスターを殴り飛ばしたことで開かれた裁判にて初登場。リムルがスキルを使用して作り出した回復薬に目を付け、また、深層意識まで読み取ることが可能な『読心スキル』を使用しても表層意識までしか読めないリムルを「暴風竜のような怪物」と認識して警戒していた。オークロード討伐後に(この時点では魔国連邦とは名付けられていない)リムル達の元へ訪れ、人となりを知るべく、剣術での決闘を執り行い、邪悪な存在では無いと見極めた(トレイニーが居る事を知った時点で大体理由を察していたが、ただ剣を交えてみたかったと言うのもあったようである)。
リムル達、魔物の国が今後の世の中で重要な立ち位置になる事を逸早く見抜き、テンペストとは諸外国で最初に同盟を締結、国交を結ぶ。以後も外交、兵力共に支援し、最後まで同盟国としてテンペストの後押しに助力する事となる。見返りとして回復薬を初めとする魔国連邦の技術力を相互提携する技術交換条約を締結したほか、ドワーフ王国とテンペストを結ぶ街道の整備を、全額テンペスト負担で敷設させている。
ハクロウとの関係
子供のころにジュラの森で迷った際にハクロウと出会い弟子となり、彼の下で剣技を(300年ほど)学んだ過去がある。その為決闘時、リムルのに剣筋に懐かしい物を感じ、再会を果たしたハクロウを「剣鬼殿」と呼んでいた。同じくハクロウを剣指南役として剣技を学んでいるリムルをことごとに「弟弟子」と呼ぶようになる。
リムルとの決闘(模擬戦)
また、作中でもガゼルとリムルの模擬戦は重要な場面とされる。
例えば、ベニマルやランガが大軍を黒炎や黒雷で一掃し、敵を焼失させることが可能であるが、同時に魔素を消費、大規模攻撃であれば更に消耗する。これが魔物達やスキル使用者の、この世界での戦闘方法の基本である。だが、ガゼルがリムルを剣技で圧倒していた様に、魔力量の差で必ずしも戦闘が魔力量だけで決まる事は無いと証明された。