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ローズ・イン・タイドランド

ろーずいんたいどらんど

『ローズ・イン・タイドランド』(Tideland)とは、2005年に公開されたテリー・ギリアム監督のファンタジー映画。

あらすじ

ジェライザ・ローズは、ロックミュージシャンの父に育てられたが、両親はともに薬物中毒で情緒不安定だった。ローズの気休めは、ミスティーク、サテン・リップス、ベイビー・ブロンド、グリッター・ガールという名前の指人形四人と『不思議の国のアリス』しかない。

ある日、母親がオーバードーズで死んだ。それを機にローズは父と故郷のテキサスに帰る。

かつて祖母が住んでいた一軒家で、ローズは指人形たちと空想をしながら過ごす。一方の父親は「短い休暇」に出ると言ってヘロインを注射したきり、帰らぬ人となった。

その家の周囲は一面が黄金色の草原で、近くには鉄道の線路が通っており、近所には奇妙な姉弟が住んでいた。に片目をやられた幽霊のようなデルと、脳手術を受け少年のままなディケンズ。彼らもまた情緒不安定な気性の持ち主であり、同時に危険な秘密を抱えていた。

概要

テリー・ギリアム監督長編9作目。

前作に当たる『ブラザーズ・グリム』の撮影中、セットの都合で撮影が半年間中断され、その期間を利用して撮影された。大作の『ブラザーズ・グリム』に比して低予算で、代わりに自由にやらせてもらったらしく、ギリアムの作家性が色濃く出ている。

ミッチ・カリンのダークファンタジー小説『タイドランド』が原作。タイドランド(tideland)とは「干潟」「境界線」を意味する。

キャスト

ジェライザ・ローズ/指人形の声 - ジョデル・フェルランド

ノア(ローズの父) - ジェフ・ブリッジス

ローズの母 - ジェニファー・ティリー

デル - ジャネット・マクティア

ディケンズ - ブレンダン・フレッチャー

デルの母親 - サリー・クルックス

スタッフ

監督 - テリー・ギリアム

脚本 - トニー・グリソーニ / テリー・ギリアム

製作 - ガブリエラ・マルチネリ / ジェレミー・トーマス

音楽 - ジェフ・ダナ / マイケル・ダナ

撮影 - ニコラ・ペコリーニ

編集 - レスリー・ウォーカー

配給 - 東北新社(日本)

データ

公開 - 2005年9月9日(カナダ) / 2006年7月8日(日本)

上映時間 - 117分

製作国 - カナダ / イギリス

言語 - 英語

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