ん!まずは概要だね!
開発者は千手扉間。口寄せの術の原理を応用した時空間忍術であり、あらかじめマーキングした場所まで瞬間移動する術。波風ミナトはこの術を絡んだ戦いを得意としており、「木ノ葉の黄色い閃光」と呼ばれる所以となっている(開発者の扉間も、この術の使い手としてはミナトの方が上手である事を認めている)。
取得難易度はSランクであり、個人で使用できる者は扉間とミナト以外におらず、実質的に2人専用の術となっている。ミナトの護衛小隊であった不知火ゲンマ、並足ライドウ、たたみイワシはミナトからこの技の手ほどきを受けており、3人がかりではあるが人1人なら飛ばす事ができる。
また、マーキングはそれぞれ違っており、扉間は「三本線+二重丸+バツ印」と言ったような形で、ミナトは「忍愛○○(後ろの二文字は文字が崩れており読めない)」「忍愛之剣(穢土転生体の時)」と書かれた文でマーキングしている。
瞬間移動する際は、使用者が一緒にワープする人を直接触れたり、チャクラを間接的に触れさせる事でも一緒にワープするができる。
劇中では、ミナトがナルト&九喇嘛のチャクラを併用し、事前に2人(1人+1匹)のチャクラを渡された人と共に瞬間移動する離れ業を見せた。扉間は影分身の術の原理を応用した物だと説明していた。
また扉間はミナトに付けられた求道球を引っぺがし、被害が出る前にオビトの元へと飛んで返却するといった使い方(通称「卑遁・クーリングオフ」)を見せている。
おそらくだが、ワープ位置は微妙に変えられる可能性がある(というのも、下記の「飛雷神・二の段」や「飛雷神斬り」でクナイの後ろや真上に移動したりしている為)。
派生技、ってことかな?
飛雷神斬り
扉間が生存していた時代にうちはイズナ相手に使用。通常のクナイと共にあらかじめマーキングしたクナイを相手の元へ投げ、クナイが相手に近づいた直後に飛雷神の術を発動、相手にスキを与えず刀で斬りつける攻撃。通称「卑劣斬り」。
この攻撃は、動きを見切り、避けるといううちは一族の「写輪眼」対策の為の技と思われる。
飛雷神・二の段
九尾事件、ミナトが九尾を操った仮面の男相手に使用。飛雷神斬りと似ているが、こちらはクナイが横切った直後に飛雷神の術を発動し、頭上から螺旋丸を放ち相手にダメージを与えるのに成功した。
飛雷神・導雷
ミナトが使用。尾獣玉をやり過ごす為に海の方へワープさせるのに使用した。
ちなみにこの技の初登場は九尾事件の時である。
飛雷神互瞬回しの術
扉間とミナトとの連携技。扉間の生前は自身の影分身を用いて行っていた様子。お互いにマーキングを行い、扉間が敵を捕まえつつミナトが味方の大技をわざと喰らい、その瞬間に2人の居場所を入れ替えることで敵に大技を食らわざるを得ない状況を強引に作り出す連携技。
螺旋閃光超輪舞吼参式
ミナトが使用。敵の陣地にマーキング付きのクナイを多数投げ、瞬間移動を繰り返しながら相手を連続攻撃していく技。原作では不発に終わっているがアニメでは成功している。
ちなみに扉間はこういった独特なネーミングセンスで笑いそうになっていた。
余談
波風ミナトがこの術を、うずまきナルトが九尾チャクラモードを経て忍界に名を轟かせる速さを持つとして有名だが、彼らの場合は「純粋」な意味での自己の力によるものではないため、本来の意味での最速というのは、やはり三代目雷影と四代目雷影エーに当てはまるのかもしれない。
どうでもいい話だが、扉間がこの術を使う際は、ファンから「卑雷神の術」とよく呼ばれる。