「じゃあボクはなんのために生まれてきたんだ!
ボクにはなにもないんだ!
だから、これを果たす以外ないんだ!!
なにもないなんて…ボクが一番わかってる。
だからこそ、成し遂げたいんだ…!」
概要
CV:井澤詩織
グリムノーツの8人目の主人公。ただし本編に登場するのは主人公の中では最後で、最終章の前になってようやく登場する。
エクス達が「悪漢の想区」にて出会った「コバヤシ」と名乗る謎の少年。字幕では「コバヤシ少年>」と表記されている。
その正体はエンドウ……もとい名探偵である明智小五郎の助手。怪盗アルセーヌ・ルパンを捕まえるためにカリオストロ伯爵夫人の船「プロバンス号」に乗り込んでいた。
……というのは嘘であり、本当の名前はクラリス・ルパン。本来の物語上は存在しないはずのアルセーヌ・ルパンの孫娘であり、彼女もまたエクス達と同じ「空白の書」の持ち主である。
ルパン三世(ルパン・ザ・サード)のため、本名よりもサードという名前で通している。
クラリスという名は祖母(クラリス・デティーグ)の名を授かったもの。
彼女の想区はアルセーヌ・ルパンシリーズの1つである「カリオストロ伯爵夫人」の物語に基づいていたのだが、カリオストロ伯爵夫人はカーリーの力によってカオステラーへと変貌。物語の筋書きに抗い、自身を打ち倒すはずだったルパンを返り討ちにしてしまう。
それどころか伯爵夫人はルパンの息子、つまりはサードの父親までをも殺してしまう。祖母は亡くなり、母親は生まれてすぐなくなってしまったため、天涯孤独の身となった彼女は、育ててくれた人から教わったスキルを持って、祖父の仇を討つために「プロバンス号」に潜入していたのである。
しかしカオステラーと化した伯爵夫人の力はすさまじく、到底彼女だけでは太刀打ちできるものではなかった。そこへ助けにやってきたエクス達「調律の巫女」一行らによって物語の軌道は修正され、それ以降は1人想区の世界を旅立つことを決意。
「アーサー王の想区」にて再会を果たしてからは、カオステラーをバラまく脅威の存在と戦う調律の巫女一行らの闘いに加担するようになる。
容姿
ショートボブの茶髪で、短パンを穿いているため、ぱっと見少年にも見える感じの女の子。ただしスカートが嫌いという訳ではなさそうで、Repageではスカート姿の彼女を見ることが可能。
年齢は12~13歳くらいで、無印の主人公の中でもかなりの小柄。無印時代の主人公の「チビ」担当で、クロヴィスから度々弄られた挙句、渾名が「チビ丸」で固定されてしまう。当の本人はもう諦めたということにしてそれ以上は突っ込まないことにしたが。
ちなみにそんな容姿でルパンに変装できたのは「バネ足ジャック」の技術を借りたかららしい。
性格
中性的な見た目通りボーイッシュな一面があり、一人称もボク。
主人公の中でもかなり暗い過去を持つが、それを思わせない明るい性格で、笑い方も「にゃはは」とかなり無邪気。
自分の運命の書が空白であることが強いコンプレックスを抱いていたが、怪盗紳士の孫だけあって自信の血統に誇りを持っている。
ちなみに年齢が近いからか唯一シェインのことは呼び捨てにしているが、当のシェインは気に入らない模様。エクスのことは「人畜無害そう」との理由で慕っているからか、タオのようの「○○にーさん」ではなく単純に「おにーさん」と呼んでいる。
性能
グリムノーツ
シューター/ディフェンダーにコネクトできる。
リーダースキルとしてはパーティ全員の弾攻撃のダメージが20%増加させることが可能。
ただしエイダ同様に期間限定のクエストでしか仲間にできない特殊な主人公だったりした。
Repage
ヒーローの1人。シューターで大砲を武器に戦う。
必殺技も優秀だが、何より専用装備スキルにドロップ率20%増加がついているため、アイテム収集を行うならぜひ獲得しておきたい。
関連項目
アルセーヌ・ルパン ルパン三世 クラリス・デディーク カリオストロ伯爵夫人…物語のネタ元。
小林少年と不逞の怪人…恐らくはキャラクターの元ネタ。