1967年生まれ。東京都出身。
概要
団地住まいであったが一軒家に憧れており、高卒で普通に働いただけでは抜け出せないと考えていたところ、遠藤ミチロウのカセットブック『ベトナム伝説』に掲載されていた蛭子能収の漫画を見て衝撃を受ける。
その衝撃から蛭子の漫画が掲載されている『月刊漫画ガロ』を読むようになり、イラストレーター湯村輝彦を中心としたヘタウマについても知ったことから漫画家、イラストレーターを目指すようになった。
高校3年のときに漫画の描き方の本を買って実践、執筆し出版社に持ち込みを開始し、18歳のときに本名で双葉社の4コマ漫画誌でデビュー。『ヤングマガジン』のギャグ大賞にも入選した。
しかし、すぐに仕事の依頼が入るわけでもなく実力をつけるためにアルバイトをしながら、千代田工科芸術専門学校、セツ・モードセミナーに入学し卒業。
さらに憧れの『ガロ』や『ザ・チョイス』に応募するにはまだまだ力不足であると考え、消火器工場に就職し、身バレしないように「花くまゆうさく」のペンネームで5年間を目標に投稿を再開。
すると1年もしないうちに『野良人』が入選し仕事の依頼が増え始めたので、プロジェクトを任せられるようになった工場を退社し漫画家、イラストレーターとしての活動を開始した。
格闘技ファンでありブラジリアン柔術の黒帯を持つ格闘家でもある。
その知識を生かし『紙のプロレス(現kamipro)』にコラムを掲載している。
『映画秘宝』などの映画誌には的確な感想を描いたイラストコラムを提供。
近年ではイラストレーターとしての活動が多く、LINEスタンプも好評を得ている。
なおpixivでは氏の作風を真似たパロディイラストが投稿されている。
作風
工場勤務経験は自作中人物の人間関係やストーリーに大きな影響を与えており、その作風はスターシステム的にアフロヘアーとハゲの男が登場する、社会の厳しさを描いたブラックな展開のものが多い。
アフロとハゲの関係は何故か同性愛的な雰囲気をもっている。
画風はヘタウマと呼ばれるもので、残酷な描写であってもユーモアが感じられる。
その他の特徴として効果音は写植で表現され独特な空間を演出している。
作品
漫画
- 野良人
- 野良人リサイクル
- サルすくい
- 人生リセットボタン
- 大人チョップ
- 労働2号
- 東京ゾンビ ※実写映画化 自身のブラジリアン柔術の知識を生かしたゾンビと柔術で戦う怪作
- リングの汁―旧「リングの汁」から「修斗の汁」まで花くま格闘珍書1992~2000
- 青いオトコの汁
- ダメ人間グランプリ
- 不死身のニッポン
- メカ★アフロくん
- ほのぼのオフィスマンガ サイボーグサラリーマンメカ☆アフロくん
- メカ★アフロくん モンキービジネス編
- メカ★アフロくん 爆裂会社編
絵本
- ムンバ星人いただきます
監督・主演
- 東京ゾンビ外伝