雨法師
あめほうし
「行け、邪悪なる雲!呪われた雨で大地を覆い尽くすのじゃ~!」
CV:篠田薫
概要
ブドー魔人衆の1人であり、河豚の様にでっぷりした体形の琵琶法師を思わせる姿をしており、その名の通り祈祷の儀式によって雨を降らせる能力を持つ。
戦闘では河豚を模した琵琶を武器とし、これを掻き鳴らす事で地震を引き起こす事が出来る他、銃火器としても使用可能で、機関銃の様に射撃も可能。
ギンガの光が姿を潜ませる物その4「全てを育む物」を手掛かりに琵琶の音色と祈祷の儀式によって「呪われた雨」を降らせ、大地を溶かそうと画策した(※相変わらず捜索対象の範囲が広過ぎるが突っ込んでは行けない)。
劇中の活躍
剣将ブドーはギンガの光捜索の為、第4の手掛かりに着手していた。
ギンガの光が姿を潜ませるもの その四「それは全てを育む物也。全てを育む、それ即ち大地。」
そして大地に潜むと思われるギンガの光をいぶり出すべく、雨法師に白羽の矢を立てた。
「邪悪なる雨を逃れる術は無し」
とあるビルの屋上で賊兵ヤートットと共に雨乞いの儀式で「邪悪なる雲」を発生させ、琵琶を鳴らす事で降らせる「呪われた雨」を地面に染み込ませ、大地を腐食させようとする。
だが、異常な早さで地面に染み込む雨を知恵の樹モークに怪しまれるのと共に、ハヤテが怪しげな雲が立ち上るビルを発見する。だが、そこへ現れたシェリンダにハヤテは勝負を挑まれてしまう。
シェリンダと戦うグリーン以外のギンガマンがビルの屋上に上がって来た為に雨法師も迎え撃つが、レッドの猛火獣撃でビルから落下し、負けじとの地震を引き起こして反撃するも、銀河獣撃弾を受け敗北。
直後に「せめて最後の御奉公!」と、バルバエキスを飲んで巨大化する。
星獣を琵琶からの銃撃で攻撃するも、銀星獣に大転生したギンガルコンの銀旋風を受け、怯んだ所へ最期はギンガイオーの流星弾を喰らい爆散した。
一方、ギンガの光が見つからない処か、4回も捜索に失敗して配下を徒に失ってばかりの状況から、ゼイハブはブドーに疑いの言葉を投げ掛けるが、
「心配ご無用。いずれ必ず。船長。このブドーをお疑いとは情けのうござる。拙者、船長の御為に全身全霊を捧げてギンガの光を探す所存。」
…と、当人は動じる事無く鷹揚に返すだけであった。
余談
モチーフは改めて説明するまでも無いが河豚と琵琶法師。河豚の造形は琵琶にも見られる。また、河豚をモチーフにした怪人はスーパー戦隊シリーズの中でもこの雨法師が初となった。
声を演じた篠田氏は後年、爆竜戦隊アバレンジャーでサウナギンナンの役で出演しており、こちらも魚介類がモチーフ。