ニニアン
ににあん
概要
任天堂のGBA用SRPG「ファイアーエムブレム 烈火の剣」に登場するキャラクター。
リンディスと並ぶ今作のメインヒロインとも言え、物語の中で重要な役割を果たす。
物静かで神秘的な雰囲気を持つ踊り子の少女。顔に悲しみの表情をたたえており、控えめでおとなしい。
竜を呼び寄せたり、危険を察知したりするなどの不思議な力を持つ。
黒い牙に狙われており、吟遊詩人の弟・ニルスと共に、芸を披露しながらエレブ大陸各地を旅している。
その経緯から人への不信感が強いが、エリウッドに対しては、仄かな恋心を抱いている。
実は氷竜族と人間のハーフで、元はイリアにいた氷竜であり、かつての人竜戦争が始まった際にニルスと共に異世界へと逃れた竜族の巫女であった。
リン編ではイベントのみ登場。エリウッド編とヘクトル編で自軍として登場する。
ユニット性能
クラスは踊り子。
踊って味方を鼓舞することで再行動させることが出来る、所謂再行動ユニット。限界値に調整が入ったほか、本作のみの特色として味方の能力を一時的に大幅強化できる。
リン編を経由している場合、レベルと能力値はニルスのものを引き継いだ状態で登場。物語の途中で軍から離脱し、レベルと能力値は再度ニルスに引き継がれる。実質、2人で1ユニット。
HP・速さ・幸運・魔防が極めて伸びやすく、成長率はいずれも70%を超える。霞みがちだが、守備も上がりやすい部類に入る。力・技はほとんど伸びないが、そもそも攻撃能力を持たないので、上がっても意味はない。
成長傾向からわかるように、耐久と回避が凄まじい勢いで伸びていき、最高レベル近くになると大抵の攻撃はかわせるようになるため、囮としても機能する。戦闘能力は皆無だが、極めて優秀な後方支援ユニット。
足並み・進行速度・属性相性のどれを取っても、エリウッドが最良。耐久と回避に大幅な補正が乗り、回避壁っぷりにさらに拍車がかかる。
なお、先述のとおり途中離脱してしまうが、支援はニルスには引き継がれないため、組む際には注意が必要。
エリウッドとは支援Aでクリアするとペアエンドがあり、後日談が変わる。
その場合、エリウッドの息子である前作封印の剣の主人公ロイの母親になる。
エリウッドと結ばれるか否かにかかわらず、封印の剣には登場しない。
宿命の巫女 ニニアン
属性 | 青 |
---|---|
武器種別 | 竜 |
タイプ | 歩行 |
武器 | 光のブレス+ |
補助 | 踊る |
パッシブB | 離脱の行路3 |
パッシブC | 竜盾の鼓舞 |
2017年3月に実装。原作では攻撃手段を持たないが、竜石に関連する設定のためかヒーローズではマムクートのように竜石を使って緑色の氷竜に変身し、ブレスで攻撃する。
性能に関してはHP・速さが高いが攻撃と守備が低い。踊り子の補助スキル「踊り」で味方を再行動に出来るため、アタッカーよりもサポートとしての役割を果たす。光のブレスは自分から攻撃した時に戦闘後、自分の周囲1マスの味方の守備、魔防+4と能力を上げるバフが特徴。とはいえニニアン自体攻撃は高くないため使用率は低い。
弱点としては緑属性や竜特攻持ちのユニット。弱点が多く、三すくみで有利だとしても守備が低いためユニットによってはすぐ沈められてしまうこともある。さらに同じ青属性で味方の再行動持ちのアクアと能力もステータスも被っている(しかしアクアは赤属性には強い武器を所持しているため生き延びやすい)。継承で少しでも弱点をカバー出来るようにしたい。
しかしニニアンで最も重視される部分はパッシブCの「竜盾の鼓舞」の存在だろう。
登場当初はマムクートの数も少なかったのでパッとしなかったが、武器錬成の開放やミルラ等が追加されてからは「マムクート全盛期」と呼ばれる程マムクートの使用率が上がった。当然マムクート統一パ(通称:マムクート幼稚園)となれば防御魔防に+6のバフをかけれて、更に踊れる彼女の存在は必要不可欠だろう。