「トレパク」とは「トレスでパクっている」の略。
既存の画像を元にしたトレス作品の中でも、トレスの制作手順及び制作者の振る舞いに悪質な問題が含まれている場合に用いられる。
著作権フリーの素材や写真をトレスするのは勿論構わないが、著作権が他者に帰属する写真・イラスト等を無断でトレス素材に使用する行為は規約違反にあたる。
しかしながらネットで拾った写真を勝手に用いた無断トレス作品を、全て自らの力で描いたかの様に振る舞う悪質なユーザーは後をたたない。
「不正を働いても作品の見た目だけ良くしよう」「完成品の結果だけが重要」という考えが根底にある為、技術が無ければプロには通用しない環境が最大の温床で、唯一の「勝ち目」でもある。
あまりに悪質だと2chやTwitterなどでアカウント名を晒され、叩かれることになる。
またトレパクに気付いたユーザーから直接コメント欄などで指摘を受け、
発覚しても延々と盗作を繰り返す者は、なまじ創作にかかる手間と努力と時間を理解しているだけにタチ悪い。
本質的にはプライドは高いが、自信のないが故の行動である。 参考
無断トレスを常習的に繰り返している者は「トレパクはいずれバレて制裁を受けることになる」と肝に銘じ、即刻やめるべきである。
人に見せられる絵を描けるようになるとか、技術が無ければプロに通用しないとか、この際、忘れて良い。だが、不正はしないで欲しい。
どうしてもトレスしたい場合は、著作権フリーの素材を購入したりCC0ライセンスの画像を使用すること。(こうした場合も、あらぬ誤解を避けるためにもちんとトレスであること、トレス元の出所を明記するのが望ましい)
その他
トレスはトレスであり、模写は模写である。ましてやオリジナル作品にまでトレパクタグを不用意に、検証もせずつけるのは単なるタグ荒らしであり、いらぬ争いの元であるので避けるべきだろう。
またトレパク検証画像を編集することによってトレパクを捏造する悪質なケースも発生している。もちろんこの場合はいずれバレて制裁を受けるのは捏造側や捏造に騙されて叩きに加担した側になるのは言うまでもない。
「騙されていたのだから被害者だ」などという言い訳は通用せず、捏造犯と同じく加害者として叩かれることになる。
他人の作った「検証画像」に踊らされるのではなく自分の目と手でトレスを判断するのが大事である。
他人の絵柄を真似ることを「絵柄パク」と呼んだり、同様に塗りや色を似せることを「塗パク」「色トレス」などと呼んでトレパクに含める人がいるが、これらは絵柄や色彩の模倣についての問題であり、トレパクとは関係ない。
模写を「なぞらずに目のみでトレスする」という意味で「目トレス」という造語で呼ぶ人もいるが、模写は根本的にトレスと異なるものであり、やはりトレパクとは関係ない。
また「制作者の振る舞いに悪質な問題が含まれている」ことを拡大解釈し「トレパク疑惑は問題なかったが態度に問題がある」人をトレパク作者と呼ぶ人がいる。もちろんこれは本人に問題があるだけでトレパクとは一切関係ない。
問題ないことまでトレパクに含めて意図的に混ぜっ返すのは荒らしであり、安易なトレパク呼ばわりの反動でトレパクを容易に追求できなくなったら一番喜ぶのはトレパク者なので問題は切り分けよう。
関連リンク
pixivウォッチスレAA保管庫@wiki - トレパクまとめ