スペック
全高:45.9m
全幅:42.6m
全長:87.9m
重量:10000t
スピード:630km/h
出力:6000万馬力
概要
その名の通り牛をモチーフとした折神。シンケンジャー発足より古代、モヂカラの発見とその研究の過程で偶発的に生まれた最初の折神であり、まさしく元祖と呼ぶに相応しい存在である。
外見としては牛車を引いた巨大な牛の姿をしており、全幅とスピードでは海老折神の43.4mと650km/h(※虎折神も同じスピード)、全長では恐竜折神の88.5mには及ばないものの、それ以外のスペックは他のどの折神をも上回っており、取り分け重量と出力はトップクラスである。
少なくとも5人が初期に持っていた折神とは比較にならない程の圧倒的なパワーを有しており、元祖折神の名は伊達ではない。
普段は等身大で、モヂカラによって巨大化させる他の折神とは違い、最初から巨大な姿をしており
、牛車に付いた秘伝ディスクの車輪を回転させればさせる程パワーが増大し、その勢いであらゆる物を粉砕して突き進む。武器も牛らしく突進に使われる頭部の角だが、他にも背中に背負った猛牛砲があり、突進しながら砲撃を繰り出す。更にはシンケンオーを牛車上に乗せて走行可能で、極め付けとしてモウギュウダイオーへ侍変形も出来る。
作られた当初は上述の通り、後方のディスク型の車輪が回転すればする程、パワーを増して暴走してしまう為、その危険性を恐れた先人達によってモヂカラ発祥の地である「角笛の山」に長らく封印されていた。
だが、第三十二幕にて榊原家の孫のヒロによってその封印が解かれる形で現代に復活。ヒロのディスクが不完全だった所為か、そのまま暴走して大ナナシ連中、シンケンオー、ダイカイオーを圧倒し、敵味方関係無く蹂躙した。だが、シンケンジャーとそれを狙う外道衆のハッポウズ達との争奪戦の末、ヒロの渾身のモヂカラを込めたディスクによって制御に成功。シンケンジャーの新たな仲間となった。
余談
企画段階では生物モチーフではなく、トラックや宝船と言った乗り物が検討され、ダイカイシンケンオーとイカテンクウバスターとダイゴヨウを上に乗せる構想が存在していた。背中の牛車はその名残である。
百年単位で昔に作られながら、技術力の問題から満足に運用出来ずに封印された点はインロウマルと一緒だが、激化する外道衆との戦いの中、現代の若者達の手によって牛折神は先のインロウマル共々実用化され、終盤の戦力としてその力を存分に発揮した。