概要
ドラえもんと同じ缶のオイル(ロボット専用オイル)を使用されたため兄妹の関係とされる。なおオイルは分離しており、下半分に沈殿していた良質なオイルを使用して作られたドラミの方が優秀。
出力は作中によると10000馬力。やはり兄は妹に勝てないらしい。
専用のタイムマシンを持っており、赤いチューリップの形状の「チューリップ号」に乗っている。構造は個室のようになっており、ドラえもんの板状のタイムマシンより作りがしっかりしている。
性格は真面目でしっかり者。ただし生真面目すぎて融通がきかないところがある。
普段はのび太の曾々孫、セワシのもとに住み込み、彼の世話をしている。
また天才ロボットグループのリーダーであり、ロボット養成学校を首席で卒業(これはドラえもんがのび太の家に来た原作第一話と原作における初登場エピソードの間にあたり、映画『ロボット学校七不思議!?』で映像化された)後、宇宙大学の大学院にて文学、哲学、科学などを研究している。
子守用ロボットとして作られたドラえもんとは異なり、家事全般の補助及び子守用ロボットのサポートを目的に開発された…らしい(初登場時には家事手伝いっぽいひみつ道具ばかり出していた)。
兄のドラえもん同様耳がない。耳のように見えるのは大きな赤いリボン型の聴覚器官で取り外しができる(実際にジャイアンによってリボンが取り外された)。
兄もそうだが、ないのはあくまでも『猫型ロボットのアイデンティティとしての耳たぶ』であり、『聴覚器官としての耳』は人間同様に側頭部に内蔵されている。また、当初は同系機の猫型ロボット同様に耳があったが、ネズミに齧られて耳を失った兄の心情を慮ってリボンタイプの耳(補聴器)に付け替えた。な、なんてできる妹だ…。
「ドラえもんズ」の一員でドラえもんの親友であるドラ・ザ・キッドとは恋仲で、互いに「ガサツくん」「へちゃむくれ」と呼んでからかい合っている。
由来
ドラミちゃんはもともと読者投稿のアイデアから発案されたキャラクターであり、初期稿ではドラえもんと同じく青色でヒゲが生えていた。
さて、原作設定(単行本11巻参照)ではドラえもんは完成当初から今と同じ色で塗装されており、青くなるという話はありませんでした。では問題。アニメ版等の設定では、ドラえもんは完成時には何色だったでしょうか?
関連イラスト
非公式擬人化
関連タグ
方倉陽二:連載初期における藤子Fのチーフアシ。ドラミの大まかな設定(オイル兄妹、チューリップ号、好物とゴキブリ嫌い、など)は彼によって生み出された方倉設定と呼ばれるものが底本であり、それを公式(藤子F本人・Fプロ・シンエイ・テレ朝)が整理の上で拾い上げたものである。