「心はデータ化できますか?」
演:内野謙太
概要
飛電インテリジェンスが新規に開発した寿司職人型ヒューマギア。
単に寿司を握るのみならず、ライズフォンから得たデータを分析することで、対面した客に適した寿司を選択・提供する機能を持つため「お任せ」にも対応可能。
或人と共にまごころ寿司へ営業に行くも、大将・魚住範雄には「ロボットには心がねえ」と導入を断られてしまった。
「心がない」ことを理由に導入を断られたことから、ニギローは『心』をインストールすることができれば魚住も認める寿司職人になれるのではないか、と考え或人とイズに相談を持ち掛ける。イズには不可能だと跳ね付けられてしまうが、或人は彼の意思を汲んで、まごころ寿司に関する調査を行い再び売り込みをかけることになる。
ニギロー自ら目利きしたネタを持ち込み、弟子たちが会得することなく去っていった魚住の秘技『天空真心握り』を動画から習得し披露。さらに非効率的で弟子からも嫌われていた『天空真心握り』を魚住が続けていたのは、その技に真心を込めていたからだと持論を展開して、魚住の心に変化をもたらした。
だが、ネオヒマギアにデータを改竄されトリロバイトマギアにされ、最終的に仮面ライダーバルキリーによって一介の雑兵として破壊されてしまう。
その後、新規個体がまごころ寿司に採用され、魚住の弟子として一からの修行を行っている。
余談
演じる内野氏は『仮面ライダードライブ』にゲスト出演して以来約5年ぶりのシリーズ出演である。
ほかにも『仮面ライダー電王』にも出演経験がありキンタロスの元契約者であったため今回と同じくカラーコンタクトを着用する役柄であった。
また、内野氏の演じた他作品のキャラクターと関連付けて「去年はピュアライズされて今年はゼツメライズされる」とネタにされたことも。
予告の時点でこれまでの流れから既に「一貫ニギローロス」が起こるのではと視聴者から懸念されていたが、その予想は当たってしまうこととなった。
しかし、ニギローのおかげでヒューマギアに対して頑なに否定的だった魚住が考えを改め、採用された同型機に対して「また一から育てる」と前向きな返答を示した描写から、倒されたまま新規個体さえも登場する事のなかった腹筋崩壊太郎や、新規個体の採用後の周囲の反応などに関する詳しい描写のなかったマモルに比べると、まだ救いがあるオチと捉えるユーザーも少なくない。