日本では特撮監督という称号は円谷英二が元祖で、円谷の後をついで東宝特撮の特撮を撮った有川貞昌は「オヤジを前にして”特撮監督”を名乗るのはおこがましい」ということで「特技監督」を名乗り、以降の後進たちはこれに倣っているという。
(円谷プロ作品では特撮監督表記)
他社では特殊撮影や特殊撮影と記載されていた(あるいはノンクレジット)が、東映特撮映画『宇宙からのメッセージ』で本編監督の深作欣二が特撮を担当した矢島信男の仕事ぶりを評価して「特撮監督」としての単独クレジットを薦めたことから、この呼び方が定着した模様。