概要
『悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架』で初登場した敵キャラクター。
人形と空間を操る呪われし人形達の王であり、エリア『妖魔迎賓館』のボスを務める。
見た目は不気味な人間の頭部に細長い4本の腕が生えた巨大なマリオネット。
元ネタらしい悪魔や怪物は存在しないが台詞の内容からして妙に既視感が・・・?
戦闘能力
「この人形を・・・」「ここに入れると!」
身体に当たり判定は一切なく、攻撃方法も紫色の少女人形と青色の人形を召喚することのみ。
少女人形は大量に召喚された後は周囲をフラフラと飛びまわり蒼真の行動を妨害してくるが、
耐久力は大したことは無く、本体を攻撃していれば勝手に倒されていくため余り問題は無い。
だが何故か部屋の上下左右にはそれぞれアイアンメイデンが1つずつ置かれており、
そしてパペットマスターが青い人形をそこに入れると・・・?
なんと蒼真と人形の位置が入れ替わり、哀れ蒼真はアイアンメイデンに挟まれて即死・・・
するとまではいかないが、攻撃の種類が少ないがために人形が召喚される頻度は非常に多い。
そして人形にストックの制限はなく、人形自体も2~3回攻撃しないと破壊できない高耐久持ち。
人形と空間を操るという説明は正にこの事であり、少女人形達の妨害も合わさって、
対処が間に合わなければ必中の大ダメージを受けてしまうという極めて厄介な強敵なのだ。
戦術指南
それぞれの人形の召喚は同時には行わないので、常に入れ替え人形の召喚に注視しよう。
できる限り本体と入れ替え人形を同時に攻撃して短期決戦に持ち込むことが重要となるので、
ここでは攻撃力も大事だが、より広範囲を攻撃できる武器や能力を事前に強化しておきたい。
特に少女人形も纏めて破壊するとなると、攻撃の動作が短めでリーチの長い剣や槍が有効だろう。
バレットソウルには上方向に攻撃できる『アックスアーマー』の能力を装備するのがオススメだ。
慣れてくればパペットマスターの足元で斧攻撃をMPが無くなるまで連射して、
入れ替え人形が召喚されようが回復アイテムでそのままゴリ押すという方法でも勝ててしまう。
Harmony of Despair
『妖魔迎賓館』をステージモチーフにした第2章 「傀儡の王」にも登場。
開始してすぐ画面にドアップで映り込み、上記の台詞を放つ様はインパクト抜群である。
本編よりも若干サイズがダウンしているが、基本的な行動パターンや攻撃方法に変化はなし。
入れ替え人形も複数体召喚することはないので、マルチプレイなら簡単に破壊できるだろう。
しかし入れ替え人形の破壊条件がダメージ量から攻撃が当たった回数に変更された他、
召喚される少女人形に接触すると、MP(魔力)が急速に減少する呪い状態になってしまう。
そして最大の特徴はやはりアイアンメイデン。勿論ボス部屋にも2つ設置されている。
・・・2つだけ?その通り、ボス部屋には2つしか置かれていない。そしてここに来るまでの道中、
何故かエリアの所々にアイアンメイデンが配置されていることに嫌な予感がしなかっただろうか?
そう、本作のパペットマスターはなんと・・・。
最初のボス部屋から、他のアイアンメイデンがある部屋に移動する。
それも相手は部屋の仕切りなど一切無視してくるのだからコチラは堪ったものではない。
そのため道中のマップを最短で追いつかないと、入れ替え人形の破壊が間に合わないのだ。
一応ボス部屋に入る前にアイアンメイデンの近くにある木箱で正面を塞いでおくと、
その場所には移動しなくなるので、全て封印しておけばソロプレイでもかなり楽になる。
しかし本作のアイアンメイデンは正面に近づくと勝手に閉じ込められてしまうので気を付けよう。
余談
パペットマスター「この人形に・・・」「これを着せると!」
蒼真「グワァー!」
身代わり人形の位置と蒼真を入れ替える能力であるため、公式でもこんなネタがあったり、
また『Harmony of Despair』で再び登場した際にも4コマ漫画でネタにされている。
アルカード「き♪ ら♪ き♪ ら♪ ひ♪ か♪ るー!?」
パペットマスター「フハハハハハッ!」
尚、パペットマスターの能力は2作品共に『投げた人形と位置を入れ替える』能力なのだが、
これが『Harmony of Despair』の上級者プレイヤーの手に掛かればすごい事になってしまう・・・