サダイジャ
さだいじゃ
データ
概要
スナヘビの進化形。首を覆う大きな砂袋とバネ状に巻いた塒により、まるで大きなコロネパンのようなシルエットをしている。
名前の由来は砂(さ)+大蛇とされている。決してダサイジャではない。
主に砂漠地帯に生息し、体に砂を貯める砂袋を持つ。この砂袋は頭部を守る役目があるほか、100kgもの砂を凝縮して蓄えることができる。しかも分厚く優れた伸縮性があり、アイアントの牙すら通さないほど丈夫。
戦闘になると、大きな鼻の穴から鋭い砂利交じりの危険な砂を激しく噴射して攻撃し、相手を最悪裂傷に陥れる。前述のバネのような塒の巻き方は、砂を効率よく発射する為のものであり、スプリングアクションで勢いを付けて遠くの敵に飛ばすという狙いもあるのだろう。
砂が溜まっている間は強気ではあるが、砂袋が空になったり、砂が無い地域ではメイン武装を無くすに等しいらしく、急に弱気になってしまう。元来の表情が気怠げという事もあり、戦いは好んでしなさそうなタイプなのかもしれない。
ヘビ系ポケモンの例に洩れず、タマゴグループが陸上の他にドラゴンも含まれている為かキバナの手持ちにも入っている。
モチーフはアナコンダと思われる(英語名にはこの蛇の名前が含まれている)がキョダイマックスした姿や砂漠に住むという性質からサイドワインダーなどの要素もあると思われる。
ヘビなだけにアイアントの巣を襲うという生態には違和感を覚える人も多かっただろうが、実は蟻の巣に侵入するヘビは実在し、テキサスホソメクラヘビという種がそれに該当。乾燥帯に生息し、化学物質を放って蟻を回避するという習性を持ったヘビである。
ゲームにおける性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計値 |
---|---|---|---|---|---|---|
72 | 107 | 125 | 65 | 70 | 71 | 510 |
ステータスは同タイプのカバルドンのHPを削って素早さに回したような数値をしている。
新特性かつ固有特性の「すなはき」は攻撃でダメージを受けた時にすなあらしを発生させるという効果。接触・非接触に関わらず発動できる。
「すなおこし」との違いは、攻撃を受けた後に発動し、何度でも発動するという点。相手がいくら天候を変化させようとも、攻撃さえ食らえば簡単にすなあらしに塗り替えられるため、天候の上書き合戦には滅法強い。
発動タイミングが攻撃でダメージを受けた後なので、ダイマックス技の追加効果による天候変化も、発動直後にすなあらしで塗り潰せる。
「とぐろをまく」を積むことで高耐久アタッカーとしても運用可能。この場合の特性は状態異常に強くなる「だっぴ」の方が有用か。
ヘビ系ポケモンの少ない剣盾においては希少な「へびにらみ」の使い手でもある。
先輩のカバルドンとは役割が似通っているが、上述した個性の数々から差別化は容易。
すなへびポケモン・サダイジャがキョダイマックスした姿。
鼻の穴がより膨らんで大砲の様になった上、体も更に長くなって逆方向にとぐろを巻いた姿になる。その姿は巨大な竜巻そのもので、体の周りで回る砂の量はなんと100万トンだという。さながら砂嵐を纏ったベイブレードのようでもある。
その体を高速回転させることにより、纏った鋭利な砂の回転速度をさらにアップさせ、高層ビルすら粉々にするほどにまで破壊力を高める。こんなのに人間がぶつかろうものなら、痛いどころか身体が吹き飛ぶ事請け合いである。
専用のキョダイマックス技は地面タイプの技が変化する「キョダイサジン」。
ダメージに加え、相手をすなじごくに捕らえ拘束する追加効果がある。