概要
形式番号 VR-014/HD
月刊ニュータイプ2011年2月号に掲載されたイラストが初出となる、初音ミクのデザインが取り込まれたフェイ-イェン。HDは「ハート・オブ・ディーヴァ」とルビが振られている。
2011年12月号で明かされた設定では、ファイユーヴがC.I.S.で初音ミクの魂と出会ったことで誕生した形態とされている。
最終的にはバーチャロンシリーズ正史に組み込まれある重要な役割を担った。
『初音ミク -Project DIVA- extend』でのコラボレーションを経てアクションフィギュア化もされる。
スーパーロボット大戦UX』にて
チーフやハッターを出し抜いてまさかの登場。声優は初音ミクの中の人である藤田咲。
過去のスパロボと違い本作がバーチャロン正史に組み込まれているかは定かではないが、上述の理由から本作のフェイは少なくともスパロボ時空のファイユーヴであることはほぼ確実、場合によってはバーチャロン正史のファイユーヴと言う可能性もある。
一見ストーリーに絡みそうにないと思われがちだがシナリオライターの協力あってか、まさかのマジンカイザーSKLやマクロスF等の作品にクロスオーバーし、本作のオリジナルキャラ達とも関わりがあるなど、完全にストーリーの根底部分に関わっている。
しかも台詞に初音ミクの代表的な楽曲のネタが隠れていたり、ほとんどのBGMがミクのボーカルつきだったりと至れり尽くせりである。
その上、作中のインターミッション中におけるフェイの精神世界の中で、初音ミク本人がまさかの降臨を果たす。
(キャラ名は???となっており、以降登場する事はないがフェイ・イェンHDの武装の中にミクが登場するものがある。<関連動画の武装集の1:16から始まる『LOVE14 Ver.HD』と『Believe Ver.HD』と『エモーショナル・ウェーブ IBS』の3つ>)
そして蒼穹のファフナーの最終話を描いた第39話 『蒼穹〜そら〜』 において、バーチャロンシリーズのメインテーマ曲である『in the blue sky』のボーカルアレンジverを披露しながら完全覚醒を果たすというとてつもない見せ場が用意されている。
また、シェリル・ノームやランカ・リーといった歌姫、ミュージシャン系キャラとの絡みも多く用意されていたり、本作の黒幕からは白き英雄とそれを導く少年共々『自分の計画を破綻させた想定外のイレギュラー』と呼ばれるなど、その他の見せ場も相当に多い。
『全ての可能性が、ここに集う』というUXのテーマを体現したといっても過言ではない存在と言えるだろう。
関連動画
In The Blue Sky ver.HD
余談
ボーカロイドの商業展開の規約として「性的・暴力的・残酷な表現等でキャラクターの価値を下げることを禁止している」ことから、ファンの間では「ミクに戦闘行動はしてはいけないという決まり」があると解釈されていた。
初音ミクだからスパロボに出すのは無理・・・のはずだが彼女は『初音ミクのカラーリングをしたフェイ・イェン』であるためこのような参戦ができた。
ちなみに後年の作品では同様の手段を以て、名前は違うが同一人物の初音ミクが巨大ロボットに乗って戦うものもある。
関連タグ
H5はやぶさ:こちらは文字通り「初音ミクが搭乗して戦う」機体。
外部リンク
電脳戦機バーチャロン masterpiece 公式サイト InsideTheGate CHRONICLE 53.…バーチャロンシリーズ正史においてHDが果たした役割について解説されている。