「ちゃんと痛ぇじゃねえかよ!」
プロフィール
格闘スタイル | 俺自身の力 |
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出身地 | 不明(日本?) |
誕生日 | 不明(16歳?) |
身長 | 168cm |
体重 | 58kg |
血液型 | B型 |
趣味 | バイク |
大切なもの | 愛車のバイク |
好きな食べ物 | ピーナッツ |
嫌いなもの | 命令、命令する奴 |
得意スポーツ | 無し(何をやらせてもダメ) |
概要
ネスツが「プロジェクトK」において作り出した草薙京の9999体目のクローン。
過度のクローニングの影響か、京の能力の面影がほとんどないが、形状変化する異形の腕を持っている。
能力は高いが、制御できておらず暴走することがある。
力が・・・勝手に・・・わあぁぁぁぁ!
絵を見ただけで分かる人もいるかもしれないが、
キャラクター性、能力、技の演出、動作、台詞、メッセージからプロフィールの詳細、果ては声優に至るまで徹底したほぼ完コピの島鉄雄である。
アニメ版に登場していない原作漫画のセリフを中心に拝借している所は完全に確信犯である。
元々KOFはパロディの多い作品だが、その中でも「パクり!」と言われれば言い逃れ出来ないくらいの島鉄雄っぷりであるため、「一時は裁判寸前にまでなった」「元ネタの原作者側が激怒した」などという噂まで出る始末(これらは事実ではなく憶測)すっかりいわくつきのキャラクターとなってしまった。
2009年、公式HP、エンサイクロペディアで彼だけが黒塗りにされ、「差し支えのあるキャラ」と公式で明言されていた、またKOF2002のリメイクであるKOF2002UMで彼だけ削除されほぼ同一性能の別キャラに差し替えられた。
その事実はほぼネタと化しており、下のようなイラストもあったり。
昨今、パロディ・オマージュ=パクリという風潮もあり、否定的な人からは批判も多いキャラではあるが、同時にその再現度から元ネタのファン含め意外なことに称賛の声が存在する。
実際、ゲーム上のキャラクターとしてはかなり個性的に作りこまれており、KOF世界でもかなりの存在感を放っていた。kof2002UMで削除されたのを悲しむファンもいる。
キャラクター性能
一見では波動昇龍を備えたスタンダードなキャラクターだが、基礎性能は豆鉄砲&紙装甲という貧弱ぶりで、移動速度もジャンプの高さも平均以下と、決して素人におススメは出来る性能ではない。
ただ中距離“打撃技”が豊富にそろっており、相手を牽制しながら上空から飛び込んできた相手を超必殺技で迎撃するというスタイルを得意とする。
特に暴走した力で腕が醜悪な肉塊となって相手を襲う超必殺技「力が…勝手に…ぅわあああ!!」は、原作再現としてだけでなく、多段ヒットでガードの上から相手の体力を削るうえに画面端まで伸びるため、回避が非常に困難な潰しの利く技となっている。
ほか、バリアーで相手を吹っ飛ばず高速発生の「月…」、腕をマシンガンに変えて連射する削り&足止めとして優秀な「てめぇも往っちまえ!!」など、ゲージ技は高性能なものが揃っている。
一方、2002に実装されたMAX2(ゲージ2本消費or超必殺技後の追撃)専用超必殺技「これは、まるで…」は、全画面判定・ダウン後ヒット判定とこれだけ見れば優秀なのだが、攻撃判定の発生が致命的に遅く、よほど上手く相手をダウンさせて突き放さないと決まってくれない。そのため「これは、まるで…使えない」とプレイヤーたちからネタにされてしまった。
何よりゲージ回収率が悪く、1ラウンド立ち回ってよ超必1発が賄えれば上々という悪燃費が付いて回る。こちらはKOF特有のチーム戦の特性を生かし、出場順を2番手以降に回してやることである程度解消できる。
とにかく「ゲージを貯めてからやっと本番」という、ピーキーな性能の持ち主。
「お前がピーキーなのかよ」ツッコみたくなるが、ゲージが貯まった状態での脅威度はなかなかに高く、決め所を見極める判断力さえあれば一発逆転も狙える面白い性能をしている。
謎が増えてきたな…
2012年の『SNKドリームバトル』、2013年の『KOFバトルフェスタ』、『KOF×餓狼伝説』にて、K9999がまさかの再登場をした。(しかもヒロアキ氏の描きおろしである)
更に近年、FALCOON氏もツイッターにてK9999について言及、「K9999の問題はネット上で噂されている類の理由ではなく別の理由がある」とのことである。
「当時のスポンサーであったイオリス社との問題か?」と新たな説が浮上するも真相は今も不明である。
その他
- 月刊アルカディアのインタビューによると、初期段階ではボトムズのキリコ・キュービィのようなカッコいいキャラになるはずだったが、いつの間にか島鉄雄になっていたとのことである。(髪色等にその名残がある。)