トルコの公用語として使われている。
かつてはオスマン語と呼ばれた、オスマン帝国で使用された言語を祖にしている。このオスマン語は世界帝国であったオスマン帝国のもと発達した言語であり、文法の難易度や不規則性の高さ、アラビア語およびペルシア語からの借用語の多さ、そして表記に用いられていたアラビア文字との食い合わせの悪さのために習得しづらいものであった。
トルコ革命後、建国の父であるムスタファ・ケマル(フランス語とドイツ語に通じていた)はローマ字をベースにした文字の変更と古語の復権などをベースにしてはるかにシンプルで習得しやすいトルコ語の創出に取り組んだ。
彼は非常に熱心に取り組み、全国を政治家として回る傍ら自らも教師となって国民に読み書きを教えたほどだった。