概要
ルイス・ショーンブラン監督によるZ級映画『エイリアンvsアバター』に付けられたキャッチコピーである。
映画の内容よりキャッチコピーの方が知れ渡っている。
『エイリアンvsプレデター』のオマージュ風作品ではあるが、内容も製作会社も全くの別物であり、単にイメージを寄せただけの低予算B級映画である。
パッケージではリドリー・スコット監督の『エイリアン(ALIEN)』に登場する漆黒の怪物「ゼノモーフ」っぽい生き物と、ジェームズ・キャメロン監督の『アバター(avatar)』に登場する青肌の巨人「ナヴィ」のような人物が向かい合っており、「勝手に戦え!」というキャッチコピーが描かれている。
ちなみに、この作品のもう一つのキャッチコピーは「地!球!決!戦!」である。
映画のタイトルが固有名詞ではないのをいいことに無断でイメージを拝借しているだけで、言うまでもなく元の映画とは無関係である。
もちろん、作品内に「ゼノモーフ」も「ナヴィ」も登場しない。気持ちの悪い漆黒の怪物と、気持ちの悪い青肌の怪物が登場し、登場人物を巻き込みながら殺し合いをするだけの内容である。
※さらに言えば『アバター』とは「化身」を指す言葉であり、元の映画において青肌の異星人『ナヴィ』と交流するために、地球人がナヴィに似せて作った擬似的な身体のことを指す用語である。決してナヴィそのものをアバターとは呼ばない。
※『エイリアン』は「異邦人」を指す言葉であり、宇宙人や怪物を指す言葉ではない。エイリアンシリーズに登場する黒い外骨格を持つ生物は、原作において「ゼノモーフ」という名前が付けられている。
※ちなみに、他の星から地球に来ている時点でどちらも「エイリアン(異邦人)」である。