概要
実写版2作目『リベンジ』に登場したトランスフォーマーの一体。
ディセプティコンの建機部隊コンストラクティコンに所属している。
小柄なショベルカーに変形し、スタジオシリーズの玩具ではデバステーターに合体した時に左腕となる。
活躍(?)
劇中ではビークルモードで船に潜伏しており、スカルペル、ラヴィッジ、ミックスマスター、ロングハウル、ランページと共にメガトロンの沈む海底へと向かっている。
しかしスカルペルの「(メガトロンを復活させる為には)パーツ足りない!、その小さいのを殺せ!」という一言を受けて、ミックスマスターとロングハウルの手によってバラバラにされ殺害されてしまった。
そして彼のパーツは復活したメガトロンの一部となる・・・
出番はこれだけという不遇のキャラクターだが、その酷い扱いのせいで逆に印象に残っているファンも多いのではなかろうか。
その名前も文字通り鉄屑にされるという理由でスタッフからそう呼ばれていたのだが、いつの間にかそれが公式名称となってしまった。
そんなスクラップメタルだったが、2019年にスタジオシリーズで玩具化を果たす。
しかも本編ではモブキャラであった彼が、まさかのデバステーターの一部になったのだ。
玩具化だけに留まらず、遂にバラバラにされることなく他のコンストラクティコンと力を合わせる時が来た・・・
そんなシンデレラストーリーを歩んだこともあり、一部のファンの間では話題になった。
余談ではあるが、そうやって無理やりデバステーターの一部として組み込まれただけのことはあり、本編と玩具ではまるでデザインが異なっている。
そもそも玩具はコンセプトアートを元にしており、それをデバステーターの左腕に対応するショベルカーのデザインと組み合わせている。
しかし劇中のスクラップメタルは明らかに、スクラッパーのCGを9割以上流用している。
こうしてデザイン画、劇中CG、玩具と全ての媒体でデザインが異なるという妙なトランスフォーマーが誕生してしまったのである。