パウンド(ONEPIECE)
ぱうんど
「ウヌは昔…!! 随分昔…」
「“ビッグ・マム”こと海賊 シャーロット・リンリンの夫だった」
プロフィール
概要
パウンドとは四皇ビッグ・マムのかつての夫にしてシャーロット・シフォンとシャーロット・ローラの実父である。元夫というだけあって彼はビッグ・マムのことをリンリンとファーストネームで呼んでいるが、クラッカー曰く「ママに言わせりゃ過去43人の夫達など血の繋がりもない“他人”だと…!!」なおその43人の25人目に当たるとのこと。
人物
過去
数十年前、シャーロット・リンリンがシフォンとローラを産んだ後、用済みと言われて彼女に娘達を抱いてあげたいという願いも拒否され捨てられた。王冠を被っていたことから当時は王族だったのかもしれない。
本編
ルフィ達が誘惑の森を訪れた時は、彼は地面に埋まっていた。彼曰く好きで埋まっているとのことだが、そこに至るまでの経緯は不明。
情報と引き換えに持ってきてくれるという美味しいアップルジュースのために喋る植物や動物(ホーミーズ)の正体、ビッグ・マムの能力、万国の成り立ちなど重要な情報をルフィ達に話すも、その情報漏洩をクラッカーに聞かれたことで、彼の逆鱗に触れ殺されかける。絶体絶命かと思いきや、その窮地をルフィに救われた(当人曰く「森を迷って何十回も顔合わせたから情くらい移る」)。
ルフィとクラッカーの11時間に渡る戦闘では一人その場を逃げ、闘いが終わった後に合流。その後はルフィ達にビッグ・マムの危険性を伝えた後に別れた。そのままフェードアウトするかに思われたが、海の上でプリンの持つ絨毯(ラビヤン)で空を飛んでいるシフォンを目撃。シフォンやローラとは生まれた時に一度会ったきりであった。
それからはシフォンを追ってカカオ島までやって来るも、お菓子工場の前で騒いだせいでオーブンから暴行を受ける。一度は工場前から退いた彼だが、娘のシフォンが反逆者として処刑されるのを見たことで再びオーブンの前に飛び出す。
「今助ける!! 娘よ!!」
その場ではサンジの誰にも気づかれねェ速度による蹴りのアシストのおかげで、オーブンを殴り飛ばし、シフォンを救うことに成功する。ただ、吹き飛ばされた本人にはパウンド一人で殴り飛ばしたわけではないことが見え見えであり、「てめェなわけねェだろ!!!」と彼の燃える拳で殴られることとなった。
そして再び彼は娘の為に体を張る。オーブンが熱海温泉という海が煮える技を使い、シフォン達をベッジの船ごと海に落とそうとしたのだ。このままではシフォンが危ないと察し、彼は能力を使っているオーブンを棍棒のようなもので後ろから殴り海に突き落とそうとする。海に突き落とすのには失敗したもののシフォン達を一時的にオーブンの標的から外し、彼らを逃がすことに成功する。
しかしそれは、自分が標的となりオーブンに狙われることを意味する。戦闘員ではない彼が真正面から戦ってオーブンに勝てるわけもない。ベッジ一家を遠目で見守りながら大人しく粛清を受ける。彼は凶刃に倒れる間際、ネクタイを正し、娘に遅くなった結婚祝いを述べた。
48歳だった。
「結婚おめでとう!!」
生まれた時に会ったきりだったためシフォンに実父だと気づいてもらえてなかったが何かを感じたらしく、名も知ることができなかった孫は祖父が受けた粛清を感じ取ったようで泣き叫んでいた。