概要
シンザン(競走馬)
昭和39年の皐月賞、日本ダービー、菊花賞を制し、戦後初の三冠馬となった。
昭和40年に天皇賞(秋)と有馬記念を制し、五冠馬と称される。宝塚記念も勝っているが、当時は八大競走と同列には扱われなかった。
昭和41年シーズンから種牡馬となる。
昭和43年、京都競馬場に銅像が建てられる。台座には「神賛」と号されている。
1996年(平成8年)没。日本の競走馬の最長寿記録(当時)。谷川牧場のシンザン銅像には以下の言葉が刻まれている。
「皐月賞、日本ダービー、菊花賞、天皇賞、有馬記念、日本の競馬史上にはじめて五冠の言葉を残したシンザンよ。シンザンよ、お前が日本のターフに残した蹄跡は余りにも大きく、おそらく消える事は無いだろう、競馬のつづく限り、日高にサラブレッド生産の有る限り、お前の額の星の様に光り輝くことであろう―武田文吾―」
種牡馬成績
主な産駒
母の父としての主な産駒
- ハシハーミット 菊花賞優勝など
父系としては途絶えているが、母系では現在でも偶に見る名前として残っている。当時は外国産種牡馬全盛期ながら関係者の苦心が実り、ノーザンテーストに破られるまで産駒24年連続勝利の記録を保持するなど一定の成績を残した。
競走馬擬人化の題材としてのシンザン
内国産馬と言う事を反映してか悪く言えばごっついオッサン、よく言えば侍風にされるようである。
関連項目
シンザン記念 1967年(昭和42年)創設のJRAの重賞競走。