ときめきトゥナイト
ときめきとぅないと
概要
池野恋により、少女漫画誌である『りぼん』(集英社)にて連載され、またアニメ化もされた作品。
漫画の連載は、1982年7月号にスタート。休載期間を含め、1994年10月号までの12年以上に及ぶロングラン連載となった。単行本は全30巻で、りぼんマスコットコミックスでは歴代最多の巻数である。
またリメイク作品のときめきミッドナイトが2002年から2009年まで、『Cookie』『Cookie BOX』(いずれも集英社)にて連載された。
魔界からやってきた江藤一家の娘で、吸血鬼(父)と狼女(母)の血を引く少女、蘭世の恋を描いた第一部から、蘭世の娘愛良が活躍する第三部までのメイン・ストーリーと番外編が描かれた。
テレビアニメ版
テレビアニメはグループ・タックの製作で、1982年10月~1983年9月に放送された。
放送は日本テレビ、読売テレビ、中京テレビ、札幌テレビ、福岡放送などで行われた。ただ、後楽園球場からのプロ野球中継のせいで、後半の半年は毎週放送出来ず、ひどい時は1ヶ月半も放送されなかったことがあった。しかも、本作放送当時の日本テレビの木曜19時台前半はローカルセールスに近い扱いだったため、放送日時差し替えか、放送自体無い系列局も少なからずあった。さらに日本テレビ系列局があるはずなのに、他系列局に放映権が移管したと言う例も3例存在しており、そのうちの一つである山形テレビは、本作を日本テレビと同時ネットで放送したため、当時のキー局のアニメであった「スペースコブラ」は放送日時を差し替えた。
ロングラン連載作品にも関わらず、そのごく初期(第1部中盤まで)にアニメ化が行われたと言うことになる。そのためストーリーのストックがなくなり、アニメ版独自のストーリー展開になり、俊の正体がそれとなく明かされた時点で終わった。
残念ながら作画レベルが低かったこともあり、アニメファンからの評価はそれほど高くなかった。
ただし、ヒロインの江藤蘭世が裸マントで登場し、歌に合わせた動きを見せるEDに関しては、黒いバックに白く輝く蘭世の姿や、はじけて飛ぶ涙の粒、風になびく髪などが美しく表現されていた。
角度やマントの動きでぎりぎり見せないように計算されたチラリズムも相まって、メインターゲットの少女だけではなく、男性視聴者からも好評を得た。
ピクシブでもこのEDを描いた作品や、別キャラに置き換えた作品が多数投稿されている。
- 最終話では主要キャラ全員が同じスタイルで集合し、このEDを演じた。
- コミックスの新装版でも蘭世があのマントを被っているが、顔がどアップになっているため、下がどうなっているかは不明。