基本としての詳細はオリオン(Fate)の項目を参照。
異聞帯の女神について
こちらでは第2部5章前編「神代巨神海洋アトランティス」におけるアルテミスを解説する。
アーチャー・「オリオン」に割り込んでるアルテミスはアバターで、本体ではない。
大西洋異聞帯においては神達の本拠地である星間都市山脈オリュンポスを守る三重防壁の一つとして難攻不落の存在であった。
その実態としては衛星兵器と呼ぶ方が適切で、指示があれば衛星軌道上に存在する弓の下半身をした全長1.5kmもの巨大な体躯を持つ巨大人型機械から地上へ向けて砲撃を行う。主神ゼウスに匹敵するとされるその砲撃の威力は凄まじく、多くのキャスター達がありったけの防御加護を載せていたにも関わらず、十二の試練を持っていたヘラクレスをたったの二発で消滅させたほど。また、その技術は間違いなく2018年の汎人類史における人類の最先端を大幅に上回っている。
汎人類史と異聞帯のアルテミスの違いをあえて語るのなら、オリオンと出会ったかどうかということが最大の分岐点。
しかも対象を発狂させる類の権能も持っていたようだが、ローマの自分が狂わせた存在の知識か存在の認識が欠けていたらしく、一度使った権能を彼が避雷針になる形で無効化される。結果として「汎人類史のサーヴァントは精神干渉系の権能を無効化する手段がある」と誤認し、彼のサポートを受けれたサーヴァント達の海域突破を許したうえ、その後侵入したカルデアに対しても砲撃のみで対応してしまった。
劇中では、オリュンポス側の指示でオデュッセウスに使用権を託されていたが、キリシュタリアの監視がなければオリュンポス側の誰かがこの使用権を盗んで勝手に使おうとするリスクも抱えていたらしい。そのためキリシュタリアは、必要に迫られれば、オリュンポス側の者に気づかれない別回線での通信手段を用いている。