概要
マリオストーリーでステージ5をクリアすると何故かポカポカロードを封鎖している眼鏡をかけた巨大なノコノコである。ゼニという名前がつくように金にがめつい性格であり、通行しようとするものからコインを巻き上げてくる。
同作中でのノコノコは踏みつけることで事実上無力化することが可能なことや、小物臭の漂う外見などから、金を払うことを拒否し、撃破を試みたプレイヤーを尽く返り討ちにし、多くのプレイヤーにトラウマを与えた存在である。
ゼニノコーの強さ
まず基本的なパラメータであるがHPは70、攻撃力10、防御力6でありラスボスと比較しても遜色ないパラメータの持ち主(ちなみにラスボスはHP99、攻撃力10、防御力2)である。特に防御力6というのが曲者であり、ウルトラハンマーなどを使ってもそのままではダメージを与えることが全くできないのである(同作では攻撃力-防御力でダメージを与えるが、通常攻撃だとウルトラハンマーの攻撃力6が最大)。そしてノコノコ系だからひっくり返せばなんとかなる、と思った多くのプレイヤーに対しては、ひっくり返っても防御力は3あるという鬼畜っぷり(ジャンプ攻撃は3×2回なので無効化されてしまう)と、更に起き上がった時点で攻撃してくる(普通のノコノコは起き上がった直後に攻撃はしてこない)というチート性能のために回復が間に合わなくなり二進も三進もいかなくなり、敗北を喫すことが多い。
また、攻撃力が低めなものの、ノコノコ系が得意とする甲羅アタックも使ってくるが、これは仲間を含む全体攻撃であり、仲間にヒットしてしまうと3ターン行動不能にしてしまう。巨体故に甲羅のスピードが遅いことが逆に感覚の違いで、ガードのタイミングが掴みにくいのも地味に強い。
そもそも、マリオストーリーではマリオのHPはそれほど高くなく(最大で50)、防御力は基本的には0であるから攻撃力10というラスボス相当である時点でもかなりしんどいことになるのにダメージを与える手段がほとんどない、というから厄介である。
ちなみにストーリーで必ず倒さなければいけないボス、というわけではないが100コイン払って通行した場合、再度通行する際にもう一度コインを要求されるので注意。この100コインというのもマリオストーリーのコインはカンストが999であるため、結構な大金である。逆にキノコタウンに向かう場合でも通行料を要求されるので、倒さない限りは快適に移動できない。
別に払わなくても地下経由で移動すればいいのだが。
ものしりキノポンの話によれば、「村にいた頃は、かつて四人組のノコノコ(恐らくステージ1のボス・ノコブロス)とよくケンカしては勝っていた」とのエピソードが語られている。後のクッパの手下を圧勝してしまう、彼の異常な強さが伺える話である。
また、足止めを食らっているチャールズは「抜け道を探す」と発言しており、ステージ7クリア後は抜け道を見つけたらしく倒したか否かに関係なくノコノコ村に帰っている。
必勝法
そんなラスボスレベルの強さのゼニノコーであるが、実は必勝法とでもいうべき撃退法が存在し、それは睡眠の状態が非常によく効くことである。そのため、何らかの手段を用いて眠らせることができればその間は攻撃し放題であり、起きたらまた眠らせるということをすれば楽勝、どころか一度もダメージを食らわずに撃退することも難しくはないのである。しかも、眠らせる手段としては比較的コストが低い「ママのこもりうた」がある為、アイテムとして用意する必要も無い。他にあまり活用の出番が無い技だがまさかの使い道であった。また、ひっくり返している間だけ狙える尻尾(実はカーソルを動かさないと攻撃できない罠)であれば防御力0でダメージを与える事が出来る為尚、楽である。
また、地震ハンマーや防御力を無視する技も有効。前者に至ってはひっくり返しで弱点をさらけ出してしまうので、鉄壁の守りにもきちんと打開策が用意されている。
ボスということでまさか眠りが効くはずないだろうと思ったプレイヤーほど気づきにくい初見殺しの一つであるといえる。
関連タグ
ブラックヘイホー……同作で同じく初見殺し扱いされやすい こちらは純粋な強敵
ギルガメ……作品的には関係が全く無いが、亀の初見殺しとして有名な敵