概要
福岡県北西部に位置する政令指定都市。福岡県の県庁所在地であり、九州地方最大の都市でもある。
行政区は中央区・博多区・東区・南区・城南区・早良区・西区の7区に分けられており、市役所は中央区に、県庁は博多区に所在する。中央区には高等裁判所から簡易裁判所までの格級裁判所、博多区と東区に筑前国一宮をそれぞれ一つずつ抱える(博多区・住吉神社、東区・筥崎宮)。
博多と呼ばれることもあるが、現代の福岡市は近世の城下町福岡と、古代からの港町・博多の2つから成り立っている。
コンパクトな大都市であること、良好な気候で災害が少ないこと、博多ラーメンや博多うどん、もつ鍋など人気のグルメがあること、歓楽街・中洲を抱えていることなどから、昭和期から転勤族に人気の街となっている。
他都市との関係
古くから朝鮮半島と関わりが深く、韓国の釜山市とは航路で結ばれ、姉妹都市の関係にある。単純距離では東京よりもソウルのほうが近い。そのため韓国人観光客が多い。
戦前まで九州最大の都市は熊本市であり、戦後は1970年代まで北九州市のほうが人口が多かったが、現在は九州において福岡市の1人勝ち状態が鮮明になってきている。