CV:稲田徹
人物像
護廷十三隊の七番隊隊長。
彼は人狼であり、それを隠すため虚無僧のような鉄笠や手甲を着用し、顔や手を隠していたが、更木剣八との戦い以降は、鉄笠で顔を隠さなくなった。孤独だった自分を死神として拾ってくれた山本総隊長に恩義を感じている。
人狼であるのは狛村の出生が、生前罪を犯し畜生道に堕ちた一族の出である為。
見えざる帝国編では山本総隊長の仇討ちの為、一族に伝わる「人化の術」を使用し不死身の体となってバンビエッタ・バスターバインと戦闘。バンビエッタを圧倒して勝利するも人化の術が切れ、術の副作用によって完全な狼と化した。
斬魄刀は『天譴』。【卍解】は『黒縄天譴明王』。また人化の術によって黒縄天譴明王が変化した『黒縄天譴明王・断鎧縄衣』を持つ。
始解の天譴は攻撃を巨大化させる能力、黒縄天譴明王は自身と連動する巨大な鎧武者、明王を召喚する能力。
明王の能力は単純な力押しの卍解であり、明王の怪力で相手を叩き潰すと言う、他の卍解と比べれば分かり易いまでに脳筋な能力。明王は狛村とリンクしており、明王と狛村のどちらかがダメージを受けると、同様のダメージがお互いにフィードバックする。その故に明王を破壊されて狛村敗北と言うパターンが多々ある。作中において単純な力勝負ならば、間違いなく最強の部類であるが、互いに戦法を熟知している東仙との戦いでは、破面特有の超速再生で自慢の攻撃力が全く通用しない上に、巨体故に小回りが利かずに速さで翻弄されて圧倒されると言う、正に典型的な攻め方で苦戦を強いられ、東仙からも「その破壊力故に一撃で相手を仕留めきれず、反撃されるとは思わない」、「不便な卍解」と酷評された上に、藍染には卍解ごと一撃で破壊される羽目になった。しかし、逆に狛村が回復すれば明王も回復する為に、卍解唯一の修復機能を持っている。
黒縄天譴明王・断鎧縄衣は鎧を脱ぎ捨て、鬼のような内面をむき出しにした明王。黒縄天譴明王の鎧は狛村の命そのものであり、それを捨て去った姿は狛村が命を捨てた事の証明でもある。
特性は以前と変わらないが、狛村が不死身と化した事により、明王も攻撃する端から再生する不死身の卍解と化している。
決して弱い存在ではないのだが、恐らく隊長格の中では最も敗北回数の多いキャラクター。顔が犬だけに文字通りかませ犬のような役回りが多い不遇な人物である。
一応、その内2回はラスボス格である藍染惣右介だったり、東仙要戦は友情故に本気を出せてない等と事情があるのだが……。
アニメの死神図鑑ゴールデンでは、一般の犬用ブラシをプレゼントされて喜んだり、現世のペット番組に興味を示す等、お茶目な部分も持ち合わせている。