「こんなワンちゃんまで隊長やってんの?」
「ズイブン人手不足なんだね尸魂界って!」
ポエム
あんたの命も
愛みたいに
壁に飛び散らせてあげる
(アニメ版千年血戦篇 第15話)
概要
見えざる帝国の精鋭「星十字騎士団」の1人にして、ユーハバッハから「E」の聖文字を授かった滅却師。
外見は小柄な少女。艶のある黒髪ロングで、ふとももを大胆に出したミニスカ風の軍服を着用し、白いロングブーツを履いており(原作の最初の侵攻では黒いニーハイソックスも履いていた)豊満な胸元とミニスカから露となる肉付きの良いスラリとした美脚が魅惑的である。
一人称は「あたし」で、勝気な言動や初登場時に見せた自信満々そうなどや顔などから、一見すると明朗にも見えるが、その実は攻撃的な性格。
またストレス解消のためだけに、好みのイケメンを殺害して憂さを晴らすといった残忍さも併せ持つ。
武器はサーベルで、霊子兵装で作ったものなのか不明だが、切れ味が凄まじく一振りで複数の隊士を両断する程。
同じ女性滅却師であるリルトット・ランパード、ミニーニャ・マカロン、キャンディス・キャットニップ、ジゼル・ジュエルの4人を率いて、「バンビーズ」というチーム名を名乗っている。
バンビーズのメンバーとは愛称で呼び合う仲(バンビちゃん・リル・ジジ・ミニ・キャンディ)だが、実際にはバンビエッタが勝手にリーダーを気取っていただけに過ぎなかったらしく、他の4人からは軽んじられていた。
ただ、彼女の実力自体は認められていたようで、時折自身の度が過ぎる行動を窘められることもあるのだが、彼女自身は聞く耳持たずで傍若無人に振舞うままであった。
それでも一応のリーダーでいられたのは、上記の通りメンバーの中で最も強い力を持っていたためであったのだが、それ故に狛村左陣との決闘に敗北した後は、もはや自身をリーダーと認める者は誰一人いなかった。
能力
「そ──あたしの爆撃は防げないのよ」
聖文字"E"【爆撃】(The Explode)
自分の霊子で作った爆弾を撃ち込むだけの能力。
…に見えるのだが、バンビエッタ自身の霊子が撃ち込まれたものを爆弾に変えて爆発させるというのが実際の能力で、更に爆弾化したものはすぐに爆発してしまう。
また霊子自体が爆弾では無い為、剣で打ち払う・防具で爆発を防ぐなどの物理的防御は不可能。物理的防御をしようもんなら、霊子が触れた瞬間に武具そのものが爆弾化し爆発してしまう。
小説では聖別で滅却師完聖体が使えなくなったため、この能力で已己巳己巴と戦闘をする。
滅却師完聖体
- 【神の炎】(ゾフィエル)
詳細はリンク先を参照。
活躍
第一次侵攻
狛村左陣から卍解を奪い、彼を苦戦させるものの、総隊長の参戦に気づいた狛村は倒れていた射場ら隊士たちを立ち上がれと檄をとばし、みな再起した時にはキョトン顔で困惑していた。
終盤は影から聖兵を召喚して蹂躙させ、活動時間に限界がきたので撤退。
その後、ユーハバッハが石田雨竜を自身の後継者にするという発言に驚愕。
やり場のない怒りで悪癖を起こしてしまい、キャンディス達からは文句を言われてしまう。
アニメではリルトットから「バズビーもその件で苛ついてるから顔を出せば」という会話に対して「くっだらない」と吐き捨てていた。
第二次侵攻時
浦原喜助の策により卍解を取り戻され、始解状態の平子真子に翻弄されてしまうが完聖体を発動させて撃破する。
続く狛村との再戦時には、卍解の弱点を把握した上で自身の能力に因って猛攻撃を仕掛けるも、人化の術により不死身と化していた狛村には通じなかった。
不死身と化した彼に恐怖を浮かべた顔をして逃走をはかるも彼の卍解の前にあっけなく敗れ去る。
他のメンバーを見下していたにもかかわらず、自身がバンビーズ最初の脱落者になるという皮肉な結果になった。
その後、瀕死の重傷を負って呆然としていたところに、バンビーズの面々が集まっていたが既に敗者としての烙印をおされていた。
かわいそうなバンビちゃん 助けてあげる
ボクたち バンビちゃんがいないと淋しいもん ね――――――ッ
迫ってくるジゼルにこれまで傲慢だった彼女は異様に怯え
やだ…
やめて…
やめてよ ジジ…
ジゼルによってとどめを刺されて死亡。
そのままジゼルの聖文字によって改造され、ジゼル無しでは生きられない文字通りのゾンビにされてしまうという自業自得とはいえ、悲惨な末路を遂げた。
小説版では、ジゼルが血を与えすぎた影響で脳の機能が一時的に回復し、自我を取り戻して目にも生気が戻り、テンションが高くなっている。
詳細はゾンビエッタを参照。
人気
最終章で出番自体は多いとは言えない敵キャラに過ぎないが、容姿の可愛らしさとスタイルの良さとは裏腹な残虐性と性格と前述したジゼルによってあまりにも惨めな末路が「師匠の性癖セット」を称され、一部読者の琴線に触れたためか、なかなかの人気を獲得するに至り、アニメ版では強気なヒロイン役に定評がある竹達氏がCV担当ということもあり、イラストが多く投稿され続けている。
ソーシャルゲームの「BLEACH Brave Souls」でもその人気なのか星十字騎士団キャラとしてアスキン、キャンディスと共にアニメ化前に第一弾として実装。
その後も水着姿の実装したりと優遇されている。
余談
- 愛称
ネット上では登場早期から「バンビちゃん」と呼ばれて可愛がられていたが、後にジゼルがこの名称で彼女を呼称したことで公式化した。
「バスターバイン」という名前から、彼女のあまりに豊満すぎる胸元が連想されるということでネットでは有名だが、バインはドイツ語で「脚」を意味する言葉でもあるので、バスターバインは「ものすごい美脚」と捉えることもできるという外見的にも名は体を表すにふさわしい名前である(ちなみに実際はスペルが違うので注意。バスターバイン→BASTERBIN 脚→BEIN)。
- 騎士団内での評判
バンビーズの中では浮いていたとされる彼女だが積極的に陰口を叩いていたのはジゼルくらいであり、他3人からはそこまで邪険に扱われてはおらず、リルトットとキャンディスに至ってはそれなりにバンビエッタを気にかけている描写もあった。これらのことから「ジゼルによるゾンビ化は『あの場で死ぬよりはいい』というなし崩しの流れで、本気で嫌っていたメンバーはジゼルだけだったのでは?」という考察がある(そもそも仲間意識がドライなのは騎士団全体の傾向であり、バンビーズが特別冷淡な訳ではない)。
「好みの男を誘惑して殺害する」というのは、例えば、アトランティス伝説と関連付けられることもある伝説の都市「イース」の王女・ダユーの伝承の一部のバージョンにも似ている。
劇中では、突然現れた雨竜がユーハバッハの後継者に指名されたことで、次期皇帝と称されるハッシュヴァルトの面子が丸潰れになった際に、ハッシュヴァルトと旧知の仲であるバズビーの次に狼狽していたことから、「ハッシュヴァルトに個人的な好意を持っていたのでは?」という噂がある(彼女の憂さ晴らしに殺された滅却師の顔立ちも、心なしか彼に似ている)。
- 4コマ漫画
ジャンプに掲載された4コマ漫画では、上司のハッシュヴァルトにお年玉をねだった結果、「不要だ」と座らされて無言の説教を受けていた。
バンビエッタ「ヤッベ… コイツの説教超長いんだった…」
- 公式Q&Aにて
上記の通り攻撃性能の高い能力を持ち、メンバーからも一応リーダーとしてたてられていたが、公式Q&Aにてバンビーズ内での強さは血装ありだとドベ2、ステゴロだとビリな事が発覚した(1位はどちらともリルトット)。
ただし、上記のQ&Aは聖文字と完聖体を除外されたフィジカルのみの強さであるという点には留意。
関連イラスト
関連タグ
バンビーズ キャンディス・キャットニップ ジゼル・ジュエル ミニーニャ・マカロン リルトット・ランパード