概要
アイラが独身または死亡の際、後半に登場するスカサハの代替ユニット。
イザーク出身の剣士でラドネイの双子の兄。両親に関してはストーリー中では一切語られず不明。
容姿に関しては顔グラフィックや小屋勝義氏のイラスト(小屋氏のイラストでは下級職と上級職でも印象が変わる)、広田麻由美氏のイラストそれぞれで大きく印象が変わっている。(顔グラフィックは頼りない感じ、小屋勝義氏の絵は下級職時は顔グラと変わらず上級職時は結構な美形、広田麻由美氏の絵は目つきの悪い容姿になっている)
成長率に関しては技以外はアイラと同等かそれ以上でそこそこ良いが、問題はスキルでスカサハやラクチェの個人スキルが流星剣と見切り+父親のスキルなのに対し、ロドルバンは待ち伏せのみ。
ただ、兵種スキルの追撃を持っているので代替ユニットの中では妹のラドネイ共々強い方である。
7章でメルゲン城を制圧した後、ロドルバンとトリスタンがレベル10以下の状態でロドルバンがトリスタンに隣接すると、専用の能力アップイベントが起こる。
その会話内容からセリスの足を引っ張っていると感じているということやロドルバンが血気盛んな性格ということが窺える。またラドネイとの会話ではシャナンに好意を寄せている彼女にちょっかいをかけている。
それ以外の会話はほとんどスカサハと同じで、終章のラナ(マナ)との恋人会話も同じ内容になっている。
余談
実はエンディングにおいてスカサハには無い会話の変化があるのだが、条件が「恋人がナンナ(ジャンヌ)であること&シャナンが死亡していること」と非常に限定的なうえに、肝心の変化も「悲しそう…」が「悲しそうね…」になるだけとたった1文字分しかない。なぜたったこれだけの変化があるのかは不明。
コミカライズ版
漫画版では原作同様イザーク解放軍の一員としてセリスをサポート。
身軽な身のこなしでラドネイと共に偵察を行い、オイフェ達の合流を待って解放軍出撃に踏み切る手筈だった。
しかし…(この先ネタバレ注意)
イザーク解放作戦決行直前、最後の偵察から戻らないラドネイとロドルバンを案ずるセリス達の前にダナンの差し向けた大量の兵士たちが現れる。
何と作戦が敵に察知されていた。
更に偵察がバレてラドネイも戦死してしまったという。
命からがら戻ってきたロドルバンの報告を受けたセリスは、自身の他にスカサハ、ラクチェ、ラナ、ロドルバンの僅か5名だけで迎撃を開始する。
辛くもギリギリ合流したオイフェたちの援護もあって攻撃部隊を倒すことが出来、安堵するセリス。
しかしその直後、レスターとデルムッド、トリスタンがロドルバンを取り押さえる。
何事かと問い質すセリス。
冷たく見下ろすオイフェが、低い声で言った。
「セリス様、この作戦はある人物によってリークされておりました。」
「まさか、それがロドルバンだというのか!?」
「それだけではありません。彼はダナンへ忠誠の証として、ラドネイを殺害して遺体を献上したのです。」
偵察を続ける中、ロドルバンはダナン側の圧倒的戦力に怖気付いてしまっていた。
こんな寄せ集めの僅かな兵でイザークを解放など出来るわけがない。
そう思った彼はあろう事かダナンに解放軍の存在と作戦を密告し、保身に走っていたのである。
血を分けたたった一人の妹であるラドネイを、自ら手に掛けてまで。
仲間であるラドネイを殺害し、解放軍崩壊を企んだロドルバンは、その場で処刑が決まった。
執行人は、他ならぬセリスが自ら申し出た。
イザークの、引いてはグランベル大陸の解放を目指すセリスの挙兵は、皮肉にも仲間の処断から始まったのである。
セリスはイザーク解放の決意が揺らいだロドルバンの動揺に気付いてやれなかった自身の指揮官としての未熟さを戒め、これから無数の命を奪って解放を成し遂げる決意を新たにするのだった。