「せいぜいほざくがいい。俺の正体を明かせば、お前の正体を明かす。いや、MACの隊長の正体もな」
データ
登場作品『ウルトラマンレオ』
第36話『飛べ! レオ兄弟 宇宙基地を救え!』登場
別名: | 変身怪人 |
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身長: | 1.68~57メートル |
体重: | 90キログラム~2万9千トン |
出身地: | アトランタ星 |
演(人間体) | 五代勝也(成川哲夫) |
概要
ゲンに大胆にも「君と喧嘩をしにきたわけじゃない」、「君と同じように、宇宙の平和を守りに来たんだ。仲良く頼むよ」と挑発するなど、その卑劣さと狡猾さで宇宙中に広く知れ渡っているアトランタ星から地球侵略の為にやって来た宇宙人。
仲間意識に乏しく、仲間同士でも平気で裏切る冷酷さを兼ね備えた種族とされる(ゲン曰く「地球人がアトランタ星から脱出できるのは人間業じゃない」とのこと)。
目からあらゆる機能を停止させ、自身のコントロール下においてしまう事が出来る「機能停止光線」を放つことが出来るほか、変身能力をも兼ね備えている。
MACが警備体制を強化するため、MACウランをMACステーションに輸送する情報を掴み、これを利用してMACウランにより、侵略計画に邪魔なMACステーションを破壊するのと同時にMACの警備強化の妨害を企み、3年前母星へと探検にやって来た宇宙飛行士・内田三郎と入れ替わり(明言はないが本物は既に彼らに殺害されたものと推測される)地球へと侵入した。
ゲンには正体を見破られるが、正体を明かせばゲンやダンの正体を公にすると脅し、更に彼が高倉司令長官の娘・あや子の婚約者であることを利用してMACに入隊、ゲンを罠に掛け長官の信頼を得て、まんまとMACウランの輸送任務に就くことに成功する。
しかしダンがあや子をウルトラ念力で一時的に危篤状態にしたことで、病院へと向かわざるを得ない状況にされてしまい、さらにゲンに尾行され作戦が遂行できない状況に追い込まれたため、遂に長官の目の前で正体を曝け出した。
そして、ダンが操縦するMACウランを積載したマッキ―2号を捕縛し、MACステーションに衝突させ計画を成功させようとするが、駆けつけたアストラにより阻止され失敗、更にレオにウルトラマントをかぶせられて地球に落下してしまう。
最後は今までの非道な行いにより、怒りに打ち震えるレオとアストラの猛攻の前に殆ど何も出来ないままフルボッコにされ、弱り切った所へウルトラダブルフラッシャーを撃ち込まれ絶命した。
容姿
全体的な配色は銀と緑の2色で、目はウルトラ戦士のように黄色く発光している。
身体のシルエットはかなりシンプルなため、スマートな印象を受ける。太ももと腕にナイフのような突起があるが、武器として使えるのかは不明。背鰭(?)の形状はタンポポの葉によく似ている。
顔付きはさながら西洋甲冑の兜を思わせるもので、表情は一切読めない。
卑劣な侵略型宇宙人ではあるものの妙にヒロイックな見た目から、今風にアレンジされればかなりかっこよくなるのではないか?とも言われている。
余談
アトランタ星人の人間態(正確には内田)を演じた五代勝也こと成川哲夫氏は、『スペクトルマン』の主人公の蒲生譲二の役が有名で、今回はある意味レオ兄弟vsスペクトルマンと言えなくも無い。
なお、正体を明かして以降は喋るシーンがなく、鳴き声を発するのみであった。鳴き声は『ウルトラマン』に登場したジラースのそれを使い回している。
関連タグ
ババルウ星人:デビュー作が同じかつ、変身能力を利用して狡猾な作戦を実行する宇宙人。