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ケヴィン(聖剣伝説3)の編集履歴

2020-05-12 22:23:19 バージョン

ケヴィン(聖剣伝説3)

けゔぃん

『聖剣伝説3』の主人公の一人。

概要

CV:逢坂良太(『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』、『ブレイブリーアーカイブ』等他作品への客演)


聖剣伝説3の6人の主人公の一人。

ビーストキングダムの長・獣人王と人間の女性との間に生まれたハーフ。


父である獣人王から冷徹な戦闘マシーンとなるべく育てられていたが、月夜の森にて母親を亡くしたちびウルフ・カールを保護してからは、元来の心優しい性格が表立つようになっていった。


これを快く思わなかった獣人王は、ある日自身を訪ね現れた死を喰らう男に命じ、その魔術でカールを凶暴化させケヴィンを襲わせる。親友に傷付けられたケヴィンは獣人化を覚醒し、そのままカールを殺害してしまう。


放心のままビーストキングダムに戻ったケヴィンであったが、このとき獣人王と死を喰らう男の会話で彼らがカールを操っていたことを知り憤慨、怒りのままに獣人王に挑みかかるが返り討ちにあい、一撃で城外へと叩き出されてしまう。


その後、傷心のまま森を彷徨っていると再び死を喰らう男が目の前に現れ「聖都ウェンデルの光の司祭ならカールを生き返らせられる」と吹き込まれ、そのまま森を抜けてウェンデル近郊の港町ジャドを目指した―――。


人物

15歳・男性。身長170cm。体重73kg。

ボサボサの金髪と金色の瞳、褐色肌が特徴の野性味溢れる少年。


一人称は「オイラ」で、所々接続詞の抜けたややカタコトな口調を用いる。

心優しく純粋な性格だが、しゃべることやコミュニケーションが苦手。


カタコトの言葉遣いもさることながら、野生児故か世間知らずな部分も多く、リメイク版では旅の仲間として同行している際に立ち寄った町で話しかけると、その地域の文化や風土に興味を示す発言も多い。特に食べ物への感心も強いようで、よく「あれ食えるのか?」と尋ねてきたり空腹を訴えることも。ニトロの火薬の捜索のためドワーフトンネルでワッツを追跡中に戦闘に勝利すると「カヤクって、ウマイのか」と発言する。手持ちの資金が多くなった際には、使うことが苦手である旨の発言も漏らしている。


ただし、決して食欲一辺倒というわけではなく、ときには他者の心痛を察して心配する言葉を吐露したり、ディオールではランプ花の美しさに感激したりなど純真さも見せている。また、地頭が悪いわけではないようで、ジャドでの牢屋脱出イベント(ケヴィンが3人目のPTの場合)では、牢番のビースト兵フレディに獣人王の名前を出して脅し、扉を解錠させたりしている。


唯一の肉親である獣人王に対しては「あんなの父さんじゃない」と毛嫌いしており、カールのこともあり、強く憎んでいる。


性能

武器はグローブ・鉤爪で、野性味溢れる徒手空拳を用いて戦う。

攻撃力が高く、通常攻撃が2回連続攻撃なため単位時間あたりに与えるダメージが大きい。


さらに獣人族のハーフということもあり「シェイドの刻(夜)には獣人(ウェアウルフ)化する」という特徴がある。ウルフ化すると通常時より攻撃力が上がり、この状態でダメージを受ける等すると自動的にパワーアップの魔法がかかりさらに攻撃力がアップする(通常時の1.5倍ほどになる)。


弱点は、拳で戦うためにリーチが短く命中率が低いこと。そのために相手の間合いに深く入ることになるため反撃を見舞いやすいことなどが挙げられる。戦闘システムが大きく変わった『ToM』では回避をいかに活用するかが重要になってくるだろう。一部のボスキャラにはリーチが届かないこともあるため、こうした相手との戦闘時はアイテムによる攻撃や回復役に回らざるを得ない場合もある。


また、魔法はほとんど習得しない(特に闇クラス)。光属性であればクラス2でヒールライトは習得できるが、元々のキャラ性能が物理攻撃に特化しているためレベルアップ時に「精神」に能力ポイントを振り分ける必要がある。

(逆に言えば、攻撃魔法を持たないため「知性」にポイントを振る必要がほぼないとも言える)


通常攻撃が強いため、主人公6人中最強キャラと評されることも多い。リメイク版では防御力が低下し最強の座を原作最弱だったアンジェラに譲ったが、それでも前衛の最強は揺るがず爆発力はトップクラスであり、闇闇ルートのデスハントはその火力を最大限に発揮されるクラスと言えよう。


その他

ケヴィン固有の演出

元々ウェンデルが出身地のシャルロット以外の5人の主人公は各地元の港町から船に乗ってジャドに向かうのだが、ケヴィンの場合はミントスからジャドまで泳いで来ている。

(死を喰らう男は「ミントスから海岸を辿っていけばジャドに着く」と説明していたので、さすがの彼でもまさか泳ぐとは思わなかった模様)

2020年リメイク版の『ToM』では見事なフォームのクロールを披露しており、近くを進む船の乗客達が見て驚いていた。


また、物語序盤にジャドを占拠しているビースト兵たちの反応も他の主人公たちとは異なり、話しかけると驚かれた後に「獣人王の密命でジャドに来ている」と勝手に解釈される。隊長のルガーに話しかけようとすると慌てて物陰に隠れ、ルガーも「後ろ姿がケヴィンに似ていたが…」と訝しむもののそれ以上追走せずに元の場所に戻っている。


中盤から登場するボン・ボヤジ一族の大砲移動では、他の主人公が毎回着地時に数回バウンドしてから地面に突っ伏すのに対し、ケヴィンだけはしっかり足から着地して衝撃に耐えようとしている。原作では衝撃が頭まで響いてそのまま同じく突っ伏してしまうが、『ToM』ではそのまま耐え切っている。


ウルフ化について

原作のSFC版(および移植版)でのケヴィン(およびルガー)のウルフ化の姿は、作中の敵キャラであるウェアウルフ系モンスターの色違いグラフィックが使用されていたが、『ToM』ではそれぞれ固有のモデルが用意されており、目付きや鬣の形に人間状態の面影がみられる。


また、原作ではウルフ化を利用した裏技(バグ技)を利用することで攻撃力を最高値まで上げることができた。


外部出演

ブレイブリーアーカイブ』と『チェインクロニクル ~絆の新大陸~』にゲスト出演している。

キャラクターボイスは上記の通り逢坂良太。


関連イラスト

デスハンドケヴィン ゴッドハンド


関連タグ

聖剣伝説 聖剣伝説3

野生児 獣人 ウェアウルフ

ビーストキングダム 獣人王 死を喰らう男


主人公一覧


※以下ネタバレ注意





















ルガーとの決着

精霊探しの道中、主人公たちは月読みの塔にてルガーと対決することになる。

勝利後、瀕死のルガーはケヴィンに対して抱いていた内情(獣人王の息子として資質に恵まれ、彼直々に拳の極意を享受されていたケヴィンが羨ましかったこと、それに反してケヴィンは戦いを好まず避けていたことが憎かったこと)を顕にし、ケヴィンも彼の戦いへの直向きさを常々感じており「ルガーこそ次の獣人王に相応しい」と賛美する。


互いの想いを知りついに和解したルガーは「生まれ変わったら今度こそお前を倒す」と誓いを立てそのまま息絶えようとするも、直後に現れた月の精霊ルナにケヴィンは「ルガーを助けて」と懇願。ケヴィン、そしてルガーの想いに応えようとしたルナは、なんとルガーを赤ん坊へと転生させる。愛らしい姿になりつつも存命したルガーに安心したケヴィンは、その後、月夜の森の中に消えていくルガーを見送った。

(獣人族の風習として、幼少期の獣人は皆親の手を離れ自然の中で動物たちに育てられるという。)


『ToM』のエンディングでは、森に戻ったケヴィンがルガーに拳法を教える描写があり、赤ん坊でありながら凄まじい蹴りの妙技を披露するルガーにたじろぐ姿をみせていた。


カールについて

親友カールを生き返らせるために外界へ旅立ったケヴィンであったが、後の展開で実はカールは死んでいなかったことが発覚する。カールは覚醒したケヴィンによって倒された後、一時的に仮死状態になっていただけだったようで、ケヴィンが旅立って間もなく、獣人王がカールが埋葬された墓から掘り出し保護していた。


ケヴィンのポジション(主人公か二人目以降の味方か)によって事実を知るタイミングは異なるものの、帰省したケヴィンが獣人王にカールの敵討ちを挑もうとした際にこの事実を知らされ、逆に獣人王に諌められることになる。


獣人王の真意

当初、ケヴィンは父である獣人王から実の母である人間の女性は「自分を置いて出ていった」と伝えられていたが、実際はケヴィンが物心付く前に病没していたことが判明した。こうした嘘が吹き込まれていたのは「力を生み出すのは憎しみや怒りである」という獣人王の思惑があったという。また、ビーストキングダムを建国した経緯についても、“弱者”を嫌う獣人王が「人間への報復」を掲げることで迫害の歴史から意気消沈する獣人たちを奮い立たせるための方便であったらしく、彼自身は獣人が人間に成り代わる気など興味がなかったことを明かした。


カールの存命を知ってからは、獣人王への見識を改めるケヴィンであったが、獣人王自身もケヴィンが自身を超える実力者になることを待ち望んでいる旨を伝えられ、ケヴィンもこれに応え、いつか相まみえることを約束した。


獣人王との勝負

『ToM』の本編クリア後の追加シナリオにおいて、とうとう獣人王とのタイマン勝負が実現。

クラス4へチェンジするために獣人王に“本能のオーブ”の存在を尋ねたケヴィンは、神妙な面持ちで立ち上がった獣人王に月読の塔の最上階まで来るように伝えられる。


実は本能のオーブは獣人族の長にのみ持つことが許されたものであるらしく、手に入れたければ自身を倒してみせろと真剣勝負を挑まれる。この戦闘ではケヴィン一人で獣人王に挑むことになる。


勝利すると約束通り本能のオーブが与えられ、マナの聖域の女神像でクラス4にチェンジすることが出来るようになる。

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