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橘吉絵の編集履歴

2020-05-13 14:10:21 バージョン

橘吉絵

たちばなよしえ

橘吉絵とは、漫画『ミスミソウ』の登場人物である。

演:中田青渚

概要

大津馬中学3年の生徒。主人公・野咲春花の同級生で、小黒妙子らのいじめグループの一員。いじめっ子の女子の中では筆頭的存在であり、三島ゆり加藤理佐子を従えている。


外見は二つ結びにした髪型が似合う可愛らしい少女。しかし、見た目とは裏腹に性格は非常に攻撃的かつ残忍であり、他者に危害を加え、苦しめることに何の躊躇いを持たない。


春花へのいじめにも積極的に参加し、彼女に画鋲で怪我をさせるといった露骨な暴力行為にも出ている。

またそれ以前にも、妙子とその取り巻き達共々、佐山流美を執拗にいじめていた(流美にも春花同様に画鋲を使ったいじめをしている)。







ネタバレ











互いに必要としあっている二人のあいだに、必要のない自分がいる。



あの家は、二人が暗い部屋で退屈なテレビを見ながら酒を飲むためにある場所で、自分の居場所はない。






彼女自身の性格がここまで歪んでしまったのは、両親が原因。

吉絵はアル中の母からはネグレクトをされ、暴力的なチンピラの父からはこき使われ、言う事を聞かなければ痛めつけられるという苛烈な虐待を受ける悲惨な毎日を過ごしていた(映画版では父子家庭で、粗暴で酒浸りの父親から日常的に虐待されていた)。そのような劣悪な家庭に生まれ育ったことで、他人の痛みを感じることが出来なくなってしまう。


学校では陰険かつ横暴に振る舞う一方で、家庭では父の暴力に怯え、言いなりにならざるをえなかった。

両親を激しく嫌い、共依存関係の二人に「家族」として必要とされないことから、自殺を考えるほどの絶望を抱えてもいた。しかし、皮肉にも春花の母の死に様を見て死を忌避するようになる。


春花の家の放火に対しては全く罪悪感を抱いておらず、ゆりと理佐子に手伝わさせて春花に対して口封じのために自殺を強要する。しかしその際に口を滑らせたことがきっかけで春花の逆鱗に触れてしまい、復讐鬼と化した彼女に目に釘を突き刺された上に鉄パイプで滅多打ちにされてしまう











なんで?あんなに嫌いだったお父さんとお母さんに、なんで私、会いたくなってるの


ねえ。あたし、死んじゃうんだよ?見てよ。最後くらい、あたしを








死の間際、巻き添えになった理佐子の母に助けを求める悲鳴を聞きながら、自分を振り向いてくれない両親の幻を見て、「死ぬほど嫌いだった両親に本当は振り向いて欲しかった」ことに気づき、失意の中で死亡した(映画版では父に助けを求める悲鳴を上げた直後に息絶えた)。

その後、彼女の遺体はゆりや理佐子と同じく春花によって隠蔽され、行方不明扱いになった。

彼女がいなくなった後、親としての情がわずかに残っていた父は吉絵の行方を探し、南京子の素性を調べた上で担任教師に対する抗議の際に「いじめられることを恐れるあまり、クラスメイトである子供に手をかけたのでは?」と難癖をつけたため、久賀秀利の母に続き、暴走した南に襲われ唇を噛み切られた。そして彼女の遺体が見つかった時には複雑な顔を向け、娘への虐待を後悔することになる。しかし、母は娘の安否に関心さえ抱かなかった。


流美とは異なり、根っからのいじめの加害者で、作中の残虐な行動の数々に同情の余地はないが、そうした言動は作中でも「最悪」と言って良い家庭環境が要因であること、本当は「家族(親)の愛」を渇望していたことを考えると哀れな面もある。本作品において、いじめっ子の歪みを分かりやすく表したキャラクターと言えるだろう。


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ミスミソウ アダルトチルドレン サディスト

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