『Axis Powers ヘタリア』のキャラクターについてはこちら⇒ リヒテン
住み分けのためリヒテンシュタインタグの使用および併用は好ましくない。
概要
オーストリアとスイスに四方を囲まれ、少なくとも二つの国境を越えなければ海に出られない二重内陸国。
政治
リヒテンシュタイン家が治めている君主制国家であり、当主の称号がドイツ語の「Fürst」であるため、日本語では「王国」ではなく「公国」または「侯国」と訳される。元は神聖ローマ帝国の領邦の一つであり、ドイツの歴史的地域(=ドイツ語圏)の一部である。
1867年に永世中立国を宣言(国際承認は成されていない)。
独自の軍事力を持たず、防衛を隣国のスイスに依存している。そんなこともあってか2007年3月にスイス軍の演習部隊が夜、道に迷ってうっかりリヒテンシュタイン領内に「侵攻」した時、通常なら外交問題になるところだが、リヒテンシュタインの内務大臣曰く「別に誰も気づかなかったし、攻撃ヘリが大挙して押し寄せてきたわけでもないから問題ない」とのコメントを残した。なお1985年にスイス軍の発射したロケット弾がリヒテンシュタイン領内に着弾し森林火災となった時はさすがに外交問題に発展しスイスが賠償金を支払うことになったという。
リヒテンシュタインは立憲君主制であるが、リヒテンシュタイン公は行使しないだけで絶対君主制に近い権限を有してる。これは、リヒテンシュタイン家の財政が国に依存せず、完全に独立しているため。元々リヒテンシュタイン家は代々ハプスブルク家に仕えていて、その時に蓄えた資産の運用によって現在まで収入を得ているため。今なお、リヒテンシュタイン家が他国に所有する土地はリヒテンシュタインの領土よりも遥かに広く、そこからの収入は国の主要な外貨獲得手段となっている。
リヒテンシュタイン公は男系男子による長子にしか相続できない。これは欧州では唯一である。
また、1984年まで女性に参政権が無かった。
雑記
名産品は切手。
直接税がなく、極めて豊かな国である。
税率が異常に低いタックス・ヘイブンであるため、数多くの外国企業が名目上登記していて、莫大な税収を得ているのである。
リヒテンシュタイン城は「ルパン三世カリオストロの城」のモデルと言われている。
ちなみに2011年から、一日限定で国をレンタルできるようになった。準備に半年ほどかかり、7万ドル(およそ600万円)かかるとのこと。
レンタル中は国内の標識を自由にカスタマイズしたり、自分好みの貨幣の発行やパレードも行えるらしい。
興味のある方はぜひ。