概要
『超時空要塞マクロス』のアニメ制作を担当したタツノコプロが製作した作品であり、『マクロス』とは共通点が多い。
その一方で、ロードムービー的なストーリーやバイクからパワードスーツに変形し、騎手に装着する「モスピーダ」などの独自点も多く差別化もされている。
1983年10月から1984年3月にかけて、フジテレビ系列の一部にて放送された。(殆どの地域が時差遅れネット)
関東キー局の裏番組が藤子・F・不二雄(当時は藤子不二雄名義)原作のパーマンだった事もあり、全3クールの予定が短縮打ち切りとなった為、放送当時の人気は今ひとつではあったが、その独自の特徴から固定ファンも多く、関連商品が続々と発売されるなど人気をじわじわと伸ばしている。(本放送当時を揶揄し、「パーマンの6600倍の力に敵わなかった」と言う人も居た。)
オープニング/エンディングアニメーションと第1話の導入部の作画に関しては故:金田伊功氏が参加している。
また、OVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)として 1985年9月21日にビクター音楽産業株式会社(現社名:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント。当時定価3,360円。商品番号:VDR-1086 )より『 機甲創世記モスピーダ LOVE ,LIVE ,ALIVE 』が発売された。イエローのミュージック・ビデオとしての内容で、ごく短時間ながら新作画フィルムあり。
ちなみに、海外では『ロボテック』シリーズの一つとして『マクロス』と『超時空騎団サザンクロス』と一纏めにされている他、2007年には最終話のリメイクと言えるOVA「シャドウ・クロニクル (影の年代記)」も発売されている。
お蔵入りした幻のエピソード
前述した話数短縮打ち切りの影響でお蔵入りしたエピソードがあった。
それは、終盤登場した無人機のダークレギオスが暴走し、民衆や避難民に犠牲者が生じるもので、70年代の竜の子ヒーロー諸作品で問題提議のエピソードが多数あり、久々に竜の子らしいエピソードだっただけにお蔵入りが悔やまれる。
余談
次番組は後にOVA「メガゾーン23」として世に出たバニティシティ・ガリヤードが予定されていたが、スポンサーを予定していたタカトクトイスの経営悪化(結局1984年5月に倒産)で敢え無くお蔵入りとなった。
関連イラスト
関連タグ
超時空要塞マクロス ・超時空騎団サザンクロス ・タツノコプロ・シャドウ・クロニクル (影の年代記)
GetRide!アムドライバー:モスピーダよりも後年に放送されたアニメ。様々な部分で類似性がある。