ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

天沼矛の編集履歴

2020-05-27 01:26:30 バージョン

天沼矛

あめのぬぼこ

日本神話に登場する神器。 伊弉諾尊と伊弉冉尊の夫婦が、海をかき混ぜてオノゴロ島を作り出した際に用いた矛。

天沼矛とは、日本神話に登場する(神器)である。


概説

国産み神事に語られる神器。

古事記』では本項の記名、『日本書紀』では「天之瓊矛」「天瓊矛」と記載される。

【天沼矛】イザナギとイザナミ

伊弉諾尊伊弉冉尊の夫婦は、別天津神から大地の創造を命じられ、長い柄を持つ矛を渡される。

二神は共に天浮橋に立って混沌とした海を矛でかき混ぜ、矛を持ち上げると矛先に泥が付いて海へと滴り、それを幾度も繰り返すと水面へと積もっていった。

やがて泥は固まり、小さな(オノゴロ島)となった。

二神はこの島に降り立って結婚式を挙げ、大八洲と八百万の神々を産んだという。


天逆鉾との関連

天逆鉾は、天沼矛の別名――と単純には括れない


実は逆鉾には、神仏習合の影響が多分に含まれており、天沼矛が神仏習合によって変質したものが天逆鉾であるというのが、現在における解釈とされる。

習合された逆鉾には、梵天の持つ独鈷杵としての側面を与えられ、「破邪の神器」として魔を祓う力を持つと信仰されるようになった。梵天の前身はインド神話の創造神「ブラフマー」であり、ブラフマーの持つ権能と沼矛の性質が混成されたものと考えられる。

よって破魔の側面を強調する「天魔反戈(あめのまがえしのほこ)」の異称を有する。


関連タグ

日本神話

天地創造

イザナギ イザナミ 別天津神

神器

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました