曖昧さ回避
- 仏教の守護神である天部の1人。帝釈天と共に、釈迦に悟りを広げるよう勧めた。
- マンガ『聖☆おにいさん』の登場人物。→梵天さん
- マンガ・アニメ『あまつき』の登場人物。
- 山伏の装束の胸元や耳かきの反対側に付いているふわふわの毛の房のこと。
- マンガ・アニメ『東京卍リベンジャーズ』に登場する組織。⇒梵天(東京卍リベンジャーズ)
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1 仏教の梵天
インド神話の三大神の一柱・ブラフマーが仏教にとりいれられた存在。
色界十八天のうち、初禅三天の最高位・大梵天に座し、天部としてはかなりの高位に属する。
四面四臂で右手に払子(毛はたき)、左手に蓮華をもち、鵞鳥を騎乗獣とする。
釈迦が悟りを開いた際に、それを他人に隠そうとしたことを叱咤し、人々にその教えを広く広めるように諭したとされる。また釈迦の涅槃の際には彼を迎え来たという。
このことから、天部の中ではほぼ最高の存在として扱われ、仏教の守護者として帝釈天とともに崇められている。この二天を合わせて梵釈(ぼんじゃく)と呼ぶこともある。
元々、ブラフマー自体が
『苦行による修行を終えたアスラ達に加護を授ける神』でありアスラ達が仏教で神となった以上、その上司として最高位の存在となるのは必然と言える。
密教においては方位神「十二天」の一人とされ、上方(天)の守護神とされた。
関連タグ
2 『あまつき』の梵天
CV:諏訪部順一
特に強い力を持つ妖達の集う天座の頭。異世界雨夜之月あまつきの行く末を記した天網を読み解くことができる四天のうちの一人である。妖怪だけでなくゴロツキの集団にも顔が利く。
基本的にワンマンで傍若無人で、同じ天座に対しても表面上は素っ気無いが、気遣いは見せることもあり彼らを切り捨てることはない。
強大な力を持って奔放に振る舞っていながら、自分より更に上に立つ天帝の存在を危惧しており、その微妙な立ち位置というジレンマを抱えている。
幼い頃は鳥の妖だったようで、「鶸(ひわ)」という名を白緑に与えられ、育てられていた。
露草とは、兄弟のような関係。