787系

ななひゃくはちじゅうななけい

鉄道車両の形式の一つ。ほぼJR九州787系電車を指す。

鉄道車両の形式の一つ。

JR九州 787系電車

1992年に新製・運行開始されたJR九州の特急形電車。同年7月15日より運転を開始した特急「つばめ」用の車両として設計されたため、「つばめ形車両」と称される場合がある。

車両全体がドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治によりデザインされた。個室付グリーン車、在来線昼行特急電車としては久しぶりとなるビュッフェ車の投入などの趣向が凝らされた。それが功を奏し、鉄道友の会ブルーリボン賞を九州の鉄道車両では初めて受賞した。(1993年度ブルーリボン賞)

2004年3月の九州新幹線部分開業以降は主に「リレーつばめ」「有明」に転用された。それに先立ち、ビュッフェ車は2003年までに運用を退き普通車に改造された。

2011年3月の九州新幹線全通で「リレーつばめ」廃止・「有明」大幅削減となった結果、九州内各線への転用がさらに進んだ。同年9月現在、JR九州の在来線電車特急のうち「ソニック」を除く各列車の全部または一部が787系により運行されている。