概要
JR九州が2004年(平成16年)3月13日より門司港駅・博多駅・熊本駅~新八代駅間において運行していた特急列車。
同日に新八代駅〜鹿児島中央駅間が部分開業した、九州新幹線に接続するための連絡特急であり、終点の新八代駅で新幹線「つばめ」と同一ホーム乗換で接続していた。そのため、営業案内上では「リレーつばめ」「つばめ」の両列車の指定券等を一枚で発券できるようになっていた他、JR九州線内においては"新八代行き"ではなく"鹿児島中央行き"(下り)あるいは"博多行き"(上り)として一体化した列車として案内されていた。
使用車両は787系のBM1~8・10・11・13・14編成が使用されたが、2005年(平成17年)のDXグリーン設置工事の際には特急「有明」用のBM12・15編成に1両増結したり、4両編成のBM101~111編成を2編成連結した8両編成で運用されたこともあった(ちなみに下り最終の67号は運転終了日の前日まで、8両で運行されていた)。
また、繁忙期には博多駅~熊本駅間で「有明」用の4両編成を増結した11両編成で運行された。
2011年(平成23年)3月12日に博多駅〜新八代駅間の開業によって九州新幹線が全通したことに伴い、前日(同年3月11日)限りで運行を終了。「リレーつばめ」と「有明」の門司港駅・小倉駅〜博多駅間は特急「きらめき」に編入された。
使用された車両は、東日本大震災の影響で12日午後まで新八代駅に留置された。
2014年(平成26年)3月8日には、九州新幹線部分開業10周年を記念してリバイバル運転が行われたが、新八代駅の専用ホームが使用不可能(新幹線保線車両用の留置線に転用するために標準軌に改軌された)になっている事に加え、新幹線への連絡を新八代駅在来線ホームで再現する必要があったため、当時と違って6両編成で運行された。