概要
2022年（令和4年）9月23日より運行されているJR九州長崎本線・佐世保線の特急。同日開業の西九州新幹線開業に伴う、かつて博多駅～長崎駅間を運行していた在来線特急「かもめ」の代替列車。
西九州新幹線の運行区間である武雄温泉駅～長崎駅間は(全線開業ではなく)部分開業であり、当初はフリーゲージトレインを導入したうえで武雄温泉駅にて軌間を変更&在来線と新幹線を直通運転する計画であったが、試験の結果『開発が困難』とされたため「武雄温泉駅での対面乗り換え」に変更。博多方面から新幹線「かもめ」に接続するための連絡特急として新たな列車愛称が設定された。
運行形態
運行区間は門司港駅・博多駅～武雄温泉駅間。このうち江北駅(旧・肥前山口駅)～武雄温泉駅間は在来線特急「かもめ」時代の走行ルートでは無かった佐世保線を走行する。
終点の武雄温泉駅で新幹線「かもめ」と同一ホーム乗換で接続する。
下り列車の行先表示は、新幹線と一体感を出すため『長崎行き』を表示する。
1日17往復が運行。
このほか、佐世保・ハウステンボス行の特急「みどり」・「ハウステンボス」5往復が武雄温泉駅で新幹線と接続し、「リレーかもめ」の役割を兼ねている。このため「リレーかもめ」/「かもめ」と「みどり」「ハウステンボス」の号数表示は連番となる。
この列車は、「みどり(リレーかもめ)佐世保・長崎行き／武雄温泉で新幹線かもめと接続」と案内される。
使用車両
885系(6両編成)…8本(下り17、45、49、53号、上り20、48、52、56号)
787系(8両編成)…26本(上記列車以外全て)
※リレーかもめを兼ねる「みどり」「ハウステンボス」には783系(8両編成)も使用。(885系によるものが3本、それ以外が783系。)
関連タグ
リレーつばめ：かつて九州新幹線「つばめ」に接続するために運行されていた連絡特急。当時常務していた車掌が残っていたらしく、本列車の運行当初は言い間違えがしばしば発生していた。
