「アレは、悪魔か?」
上記はアニメ版の台詞です。
概要
本名は趙月生(チョ・ウォルセン)。韓国在住のVRMMOプレイヤーで、リアルでは兵役を控えた大学生。日本のアスカ・エンパイアに相当するシルラ・エンパイアをホームとしている。
アミュスフィアでログインした際に日本人のVRハッカーにアメリカ、中国、韓国の民間有志が開発したゲームのサーバーが攻撃されているという情報を目撃した。状況の一部の動画が公開され、仲間から促されてアンダーワールドにログインするが、当初から日本語を分からないながらも日本人側の必死さと余りにも出来すぎた話から半信半疑で、居合わせたシウネーの話に耳を傾けたが、運営を騙るPOHの扇動の前には押し切られて彼女の説得は封じられてしまう。
しかし、運営を名乗るにしてはサーバーの電源を切らない、日本人への敵意を煽る男の言動を疑い始める。
原作の動向
シウネーの説得に耳を傾けた際にPOHに斬られ、ペインアブソーバーがない激痛に疑念を抱いた。戦いが止められた後もPOHが右腕がない上に車椅子に座った少年をいたぶり、更に彼を守ろうとした侍の男が串刺しにされた。加えて、それらを楽しむ異常さからクラインにとどめを刺そうとする他のプレイヤーを止め、同様の疑念を抱き始めていた中韓プレイヤーも状況に疑念を抱き始めた。混乱の中で日本人プレイヤーに攻撃されたのを受け、更にPOHが扇動して日本人プレイヤーに加えて分裂した中韓プレイヤーの同士討ちにまで発展してしまった。
その後、復活したキリトの手によって緩やかな形でログアウトしていった。
アニメ版の動向
上海に住むゲーム仲間の女性プレイヤー莓莓香(メイメイシャン)と共に当初から状況に疑念を抱き、積極的に戦列には参加せずに戦いが沈静化した後の運営の男とユナ(SAO)の登場と彼女と共に戦う剣士の戦いを見守っていた。
そのさなか、POHの手袋から見えたマークがSAO事件の記録に載っていたラフィン・コフィンのマークであることに気付いた。同じくSAO事件の記録を読んでいた莓莓香がラフィン・コフィンの名前を口にしたことで、ユナの登場で自分達のいるVRワールドが日本サーバーであると気付いたプレイヤー達はPOHを疑い始めた。その矢先にPOHの心意で多くのプレイヤー達が洗脳されて正気のプレイヤー達は彼らを止めようとするが、逆に攻撃されて同士討ちを始めてしまう。
余談
原作では日本と韓国の軋轢は知っており、マナーの悪い日本人プレイヤーに被害を被ったこともある。が、全ての日本人がそうではないと考えてマナーの良いネットゲーマーも知っていた彼は冷静さを保ち、殺し合いに発展させてその状況を楽しむPOHを『悪魔』と称した。
アニメ版ではPOHの扇動の心意で多くのプレイヤーが洗脳される中、彼と莓莓香は呑み込まれることなく正気を保つ強い精神力を持っている。