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イヴ(GBD)の編集履歴2020/08/21 01:02:02 版
編集者:こおに
編集内容:内容を加筆

この空の向こう、大気圏も越えて、お月様のその先

火星も木星も、土星の輪っかも飛び越えて

太陽系の、GBNの果てまで

だから行こう、ヒロト

もっともっと遠く、銀河のはるか先、宇宙の向こう側まで

どこまでも、どこまでも――!

CV:水瀬いのり

人物

コアガンダムを組み上げた当時のヒロトの前に現れた、少女の姿をしたダイバー。白を基調したドレスに、二つ結びで整えた金色のロングヘアーが優しげに揺れる、浮世離れした印象の人物。左耳のイヤリングは、ヒロトが彼女のために作ったものである。

バトルがメインコンテンツのGBNを指して、「大切にする気持ち」で人と人を繋ごうとしている世界との持論を持ち、砲火に晒されることも多い無数のディメンションを心の底から愛している。価値観に共鳴したヒロトと二人でGBNの各所を回っていた。

ガンプラの気持ちを感じ取ることが出来るようで、ヒロトが「ガンプラも感情のようなものを持っている」と考えているのは彼女からの受け売り。

第二次有志連合戦が起こる少し前にヒロトの目の前で消滅してしまっており、その出来事がヒロトをGBNから遠ざける一因となっている。

その在り様は2年経った現在でもヒロトの心に強く刻まれており、あてのない彷徨を続ける彼にとってのひとつの道標として息づいている。

もう一つの物語

運営も確認していなかったもう一人のELダイバー、それがイヴである。

イヴとヒロトが初めて出会ったのが、GBNのサービス開始から間もない時期であったことが判明しており、世界で最初に誕生したELダイバーである可能性が高い。サラのことを示唆して「妹」と呼んでいることからも、自身の在り様については自覚していた模様。

人の思いがすべてを形作る世界に生まれ落ち、ヒロトがGBNで思いを形にしていく様子に多くの喜びを見出しており、自身の途方もない願いにも寄り添おうとする彼に信頼と親愛を寄せていく。

ヒロトとGBNの各所を回りながら親交を深める一方で、「マスダイバー事件」を機にGBNに生じ始めたバグがもたらす負荷(あるいは「黒サラ」)を引き受けており、そのせいで変調を来してしまう。ヒロトをフォースに所属させようとしたのも、自身の行く末を予期してのこと。

GBNとGBNを愛する人々、そこで生まれるいくつもの可能性を守るために、抑え込むことも難しくなった大量のバグと共にデータの海へ還ることを選び、自身の出自を明かした上でヒロトとコアガンダムに「自分を消してほしい」と願い出る。

あまりに衝撃的なことで躊躇うヒロトだったが、イヴはコアガンダムを遠隔操作して自分を撃たせようとする。バグの嵐が吹き荒ぶ中で、一刻の猶予もないことを悟ったヒロトは、動揺と葛藤を押し殺してその願いを聞き届け、イヴを制止しようと伸ばしかけた手を止めることしかできなかった。

そして、コアガンダムの放ったビームがイヴを貫き、感謝と最後の願いを託し、彼女は光の粒となって消えていった。

「 これからも、誰かのために頑張れるヒロトでいてね 」

素性についての考察

「ガンプラの気持ちが分かる」と主張する点、物語の最重要人物と思われる点から、早い段階で前作サラに近い存在ではと考えられており、イヤリングと髪色から直接的に関連づける考察も見られた。

メイが電子生命体「ELダイバー」だと明かされた際、ヒロトはイヴもELダイバーだったのではと推測しており、ELダイバーの消失は死と同義なのかをメイに訊ねている。

後に、聖獣クアドルンが語った惑星エルドラの真実を鑑みると、イヴの出自には更なる秘密が隠されているのではないか、又はサラ以降の他のELダイバーとは異なる存在なのではないかとも推測されている(19話予告や20話でのイヴの台詞もそれを仄めかすような物になっている)。

そもそも本人が明確に「ELダイバーだ」と名乗ったわけでもなく(GBN運営が作った造語なので当然だが)何らかの電子生命体であることは確定したものの、「GBN内で生まれたELダイバー」であるかは不確定となっている。

第25話のアルスの回想シーンに、彼を労い再会を願う「古き民」と思しき彼女に似た雰囲気を漂わせる女性がサラに似た女性と共に登場していたが…?

余談

彼女がELダイバーであること、既にいなくなってしまった人物であることは序盤から匂わされていたが、消滅の詳細は第20話まで伏せられていた。

前作における連合戦の発端は「修正パッチを適用してGBN内のバグをサラもろとも一掃しよう」という機運にとある一派が反抗したことにあり、前作終盤には「サラのサルベージに成功した後で、修正パッチで残ったバグを消去する」といった旨のセリフもあったことから、一部視聴者の間では修正パッチ適用の巻き添えで消滅したのでは、との考察もあった。

劇中では第二次有志連合戦に参加した際にヒロトがリクのダブルオースカイを撃墜可能な状況でありながら撃てなかったという回想が度々描写されており、自分がイヴを救えなかった一方で彼らは同じ存在を救おうとしている事実に激情を抱き、結果的には引き鉄を引きながらも狙いを逸らした(「撃った」けれども「撃たなかった」)ことが判明している。

ヒロトがGBNから遠ざかったのはこの直後であり、イヴが消滅したこと以上に、彼女の最期の言葉を忘れ、彼女の妹を救おうとしていたリク達にどす黒い感情をぶつけようとした自分に対する強烈な嫌悪感が直接の動機になった模様。

消えるのならせめて大切な人の手で、というイヴの願いには理解を示す傍ら「(直接手にかけたわけではないにせよ)15歳の少年に経験させていい出来事ではない」という声もあり、何らかの不可抗力で消えざるを得なかったのではという大方の予想を飛び越えた容赦のない脚本に多くの視聴者が恐怖することとなった。

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悲劇のヒロイン

ララァ・スン:『ガンダム』シリーズにおける「主人公にトラウマを残して消えていったヒロイン」の初代にして筆頭。

アウラ / ユイ / ファルル:他作品の似た者同士

ストレア:致命的バグの温床な電脳姉妹繋がり(こちらは妹)

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