※同作の主人公については「ベヨネッタ」を参照のこと。
概要
プラチナゲームズが開発し、セガまたは任天堂(ハードによって異なる)が発売しているゲームシリーズ。
魔女ベヨネッタが、両手両足に付けた四丁一組の銃『スカボロウフェア』や髪に宿る魔力を駆使して戦う姿が魅力。スタイリッシュかつアクロバティックな戦闘シーンは、見応えたっぷりである。そうした戦闘をこなしていき、よりプレイに華麗さに磨きをかけていくというやり込みも、このゲームでの楽しみの一つとなっている。
またオカルト性に満ちたシリアスかつミステリアスなストーリーでありながら、登場人物たちの掛け合いはジョークや機知に富んだ軽妙なもので、物語にさらなる爽快さを与えている。
ときに腹筋崩壊モノのジョークが飛び出すシーンもあったりと、遊び心も満載である。
これらの要素が、このゲームを単なるアクションゲームで終わらせない、高い遊戯性を演出している。
作品一覧
原作シリーズ
さらなる続編として『ベヨネッタ3』が発表されているが、こちらは2017年の初公開映像から未だにご無沙汰が無い。
デビルメイクライとの関連
BAYONETTA側にのみデビルメイクライとの関連性を示唆する設定が設けられている。公式では両作品が同一の世界であるとは明確には語られておらず、BAYONETTAとDMC1の監督である神谷氏はDMC1以降のDMCシリーズには関わっていないので、設定にも違いがあって繋がらない部分があるが以下の関連性がある。
- デビルメイクライにはエンツォ・フェリーニョという情報屋が存在し、BAYONETTAのエンツォと同名の同業者である。BAYONETTAのエンツォは悪魔狩人の何でも屋に情報を売っているらしい。ただし、アニメ版デビルメイクライのドラマCDでまだダンテの事務所の名前が「Devil Never Cry」だった頃、エンツォは「魔界の名工」の名で呼ばれるマキャヴェリが作った魔銃を巡る事件に巻き込まれて片腕を失い、以後は隻腕であることが判明している。現在は情報屋を辞めて質屋を営んでおり、自らの店にダンテの魔具を質草として収めている。よって、ベヨネッタのエンツォはDMCのエンツォとは似て非なるため、神谷作品におけるスターシステムによる人物と言ったほうがいいのかもしれない。
- アクセサリー『時の腕輪』は、古の魔剣士と契約を結んで魔界の侵略軍に立ち向かった孤高の魔女エヴァが製作したもの。デビルメイクライの主人公ダンテの父は古の魔剣士スパーダ、母は人間のエヴァ。ただし、デビルメイクライの公式設定ではエヴァは特殊な力を持たない普通の人間である。
- ロダンが常連限定で出している「ストロベリーサンデー」はダンテの好物。
- 「エンジェルメイクライ(天使も泣き出す)」というトロフィー/実績がある。
- 四元徳「正義」戦で、ベヨネッタがダンテのセリフを言うシーンがある(Let's rock, baby!)。
- アントニオを愛称で呼ぶと「トニー」になるので、小説版DMC1でのダンテの偽名「トニー・レッドグレイブ」と解釈することもできる?(ルカの父の名前はアントニオ・レッドグレイブ)
これらの関連性から、デビルメイクライのダンテと組んだイラストも存在する。(ベヨダン)
また「BAYONETTA」公式ブログのインタビュー動画で、神谷氏は「ダンテとベヨネッタが戦うと勝つのはどちら?」という質問に「女に勝てる男はいない。」と答えている(これはあくまでも戦闘能力ではなく、日頃からトリッシュやレディなどの女性陣に頭が上がらないダンテはベヨネッタ相手にも同じことになるからである)。