サイクロプス
ひとつめきょじん
ギリシャ神話に登場する種族。
地母神ガイアによって生み出された一つ目の巨人で、無類の怪力を誇る粗暴な存在。
その一方で、非常に高い鍛冶職人としての資質を持ち、鍛冶神・ヘパイストスの助手として数多の武器や道具を精製している。
概要
天空神ウラノスによって生み出された巨人の一族。
アルゲース(Arges)、ステロペース(Steropes)、ブロンテース(Brontes)の三兄弟を筆頭とし、みな巨人としての巨躯に加え、単眼単角という容姿を備えた異形であった。
この容姿が災いし、ウラノスから疎まれてタルタロス送りにされていたが、ティタノマキア(クロノスとゼウスの世代交代戦争)の際にゼウスによってタルタロスから解放され、ゼウス軍に加勢することとなった。その際、ゼウスに雷霆・ポセイドンにトライデント・ハーデスに透明になれる兜という、自分たちの造った強力な品々を供物として捧げたという。
その後は、鍛冶神・ヘパイストス下で働き、彼の助手として多くのアイテムを作っている。
・・・あれ? どこが凶暴?
以上の逸話から分かると思うが、『粗野で乱暴な種族』は完全な構成での後付け設定である。