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サニー(日産)の編集履歴

2020-09-27 04:51:58 バージョン

サニー(日産)

さにー

日産自動車より昭和41年〜平成16年に生産された小型乗用車。

概要

日産 ダットサン サニー

昭和41年4月に初代モデルのB10型「ダットサン・サニー」が発売。

車名は一般公募により848万3105通の中から選ばれた。なお、発表会には日産自動車中興の祖・鮎川義介が降臨してしまった。それだけかけた期待は大きかった、と言う事か?

1リッター直4・OHVのA型エンジンを搭載し、同年11月発売のトヨタカローラと共に、高度経済成長期のマイカーブームを支えた「大衆車」の先駆となった。

昭和43年3月にはクーペも追加された。

なお、この頃の日産の社長は「ブルーバードの市場を食い荒らしかねない車の開発なんかするな!金のない方はブルーバードの中古車でもお買い求めになればいいんです!!」などと言っていたのだが、「これは商用車です」とすっとぼけてまで開発したこの車が(カローラにしてやられたとは言え)かなり当たったため、「私の目は節穴でした」とばかりに開発陣に謝罪したという。


サニー・1.2GX5(KB110)サニトラ

昭和45年1月に2代目・B110型にモデルチェンジ。

一回り大型化した車体サイズとエンジン、TVCMでの「隣の車が小さく見えま~す」のキャッチコピーでカローラに対抗、モータースポーツにおいても長く活躍した。翌46年にはブルーバードと同じ1.4リッター・OHCのL14型を搭載した上級シリーズ「エクセレント」が追加される。

また、このモデルのピックアップトラックは、平成6年まで生産された。

また、ロータリーエンジン搭載バージョンが開発され、東京モーターショーで披露されたこともあったが、オイルショックの影響などもあってお蔵入りしている。


2014年5月9日ロケットサニー

昭和48年5月に3代目・B210型にモデルチェンジ。

外装デザインが曲線を多用したものに一新され、昭和50年には排気ガス浄化システム「NAPS」を採用し、排気ガス規制に対応したものに改良された。

また、エクセレントのクーペはテールライトの形状から「ロケットサニー」の愛称でも知られる。

関口宏が・西田佐知子共々宣伝マンを務めたが、モデル末期には、何とオヤジ・佐野周二までCMに登場してしまった。


サニー・1.2GL(B310)

昭和52年11月に4代目・B310型にモデルチェンジ。

2代目・B110型を意識した直線基調の外装デザインに回帰し、昭和54年1月にはステーションワゴンのカリフォルニアが追加される。

昭和55年11月にはエンジン排気量が1.3〜1.5リッターにアップしている。その際宣伝マンに松坂慶子を起用している。


サニー・1.5ターボ ルプリ(HB11)

昭和56年10月に5代目・B11型にモデルチェンジ(バンに関してはB310が昭和58年7月まで製造・販売が行われたが、このB310を持って事実上廃止)。

このモデルより駆動方式がFFに変更され、従来より大幅に室内空間が広くなった。

昭和57年9月にはE15E・T型ターボを搭載した「ターボ・ルプリ」の追加や、モーター店向けの兄弟モデルとなるローレルスピリットが発売される。

昭和58年10月にクーペを廃止、3ドアハッチバックに切り替えた・・・・・なんかパルサーとかぶっちゃってません?

B310末期から引き続いて松坂慶子が宣伝マンを務めている。


サニー・1.5スーパーサルーン(HB12)

昭和60年9月に6代目・B12型にモデルチェンジ。

外装デザインをより直線基調としながら、車体剛性の強化を図るなど完成度を大幅に向上。「トラッドサニー」の愛称で人気を博し、積雪・寒冷地でのニーズに応えて4WD車も設定されたが、この時はパートタイム4WDであった。

昭和61年2月にはクーペ・RZ-1が追加される。さらに同年8月にはツインカムエンジン搭載車を、その翌月にはフルタイム4WD車が追加されている。


日産自動車サニーイラスト

平成2年1月に7代目・B13型にモデルチェンジ。

外装デザインは先代・B12型の正常進化ながら、ガソリン車に搭載されるエンジンがDOHCに改良。バブル景気の真っ只中に開発されたこともあって歴代モデルの中では最も完成度が高いとされる。その一方で3ドアは廃止、カリフォルニアは遅れて同年10月にモデルチェンジするも、2代目ADバンの姉妹車となった(1996年にウィングロードと改名、2018年3月まで3代にわたって販売)。

1990年1月には兄弟モデルとしてNXクーペも発売される。

なお、後述の6代目登場後もメキシコではダットサン・ツルの車名で2017年6月まで製造(販売は翌月)まで行われた。


サニー・1.5スーパーサルーン(FB14)

平成6年1月に8代目・B14型にモデルチェンジ。

外装デザインをスペース重視且つ若々しく大幅にリファインし、1.5リッター車は10モードでリッター19.2kmの低燃費を実現。同年春には「ルキノ」のサブネームを付けた2ドアクーペが追加される。

なお、これまでこの車種の製造を請け負ってきた(というよりはこの車種のために設置された)座間工場(神奈川県座間市)の規模が大幅に縮小されることになったため、福岡県苅田町の九州工場(現在は関連会社の日産自動車九州に移管)で製造が行われる様になった。


サニー

平成10年10月に9代目・B15型にモデルチェンジ。

B12型を意識したオーソドックスな外装デザインに回帰し、新型プラットフォームを新たに採用。スポーティーグレードの「VZ-R」は、最高出力175馬力を発生する1.6リッター・DOHCのSR16VE型を搭載。


平成16年5月に日本国内向けの生産打ち切り、同年10月限りで日本国内向けの販売も打ち切られた。

そして平成18年には国外向けの製造も終了、40年の歴史に幕を下ろした。

ちなみに後継モデルはC11型ティーダ(特にセダンタイプのティーダラティオ)。


関連タグ

カローラ - ライバル車。サニーと「CS戦争」と呼ばれるほどの熾烈な販売競争を繰り広げた。

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