概要
『ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡』およびその続編『ファイアーエムブレム 暁の女神』に登場する女性。
初登場の時は、その観察眼でクリミア・ガリア国境に防衛線を張り傭兵団を待ち伏せしていた。その手際の良さはデイン軍最高戦力の四駿、それも雑兵には一際厳しいプラハ将軍から褒められる程。しかし突如として指揮官に抜擢され、デイン王都ネヴァサの防衛を命じられアイク達と対峙する。正体はゴルドア王国の竜鱗族で、ナーシルの孫娘であり、ラジャイオンとは許婚であった。
これらの背景と、他国とは一切干渉しないスタンスを取っているゴルドアからの参戦は大きく、蒼炎で起きた戦乱における裏側に大きく関わる重要人物でもある。
クリミア軍に負けた後はアイクに降伏を勧告されるも、ナーシルによって助けられる。終盤、今度は漆黒の騎士によって気絶させられたところにアイクが奥の間へと突入。FE屈指の一騎打ちの舞台へと繋がっている。この戦いでアイクが漆黒の騎士を倒せなかった場合、彼女が仲間になる。
ボスチク
一度敵対するデイン城内での決戦では、絶対に解けない(ゲージが減らない)半化身の腕輪を装備しているだけでなく、壊れない武器のブレスに加えて堅牢な守備と魔防、さらには玉座&スキルの回復と重複することで、1ターンで10(彼女のHPは52)も回復してくる。極めつけに体力を全回復させる特効薬まで持っている。戦闘BGMもこれまでとは異なる強敵仕様。
蒼炎は闘技場が無く、特にGBA三部作と比較すると、ユニットを鍛える機会が非常に限られている(テリウス大陸では、玉座制圧に限って一点ものの武器ドロップも多い)。そのため、上級職レベル20を目指す際には彼女が持つ随一の回復性能を活かして(生かしながら)経験値を稼ぐことが出来る、絶好のチャンスだったりする。
余談
彼女の化身した姿は他の赤竜とは少し異なっており、桃色の竜に化身する。これは白竜ナーシルの孫であるため、彼の白い竜鱗族の血を引いているものと考えられる。
暁ではこれが成長率にまで反映される徹底ぶりである…のだが、マイナスの方へ作用してしまっており、赤竜は物理のブレスを吐くのに対して白竜は魔法のブレスを吐くのだが、血統の関係上、魔力の成長率が高く力が伸びにくくなっている。