「我々は魔法騎士…! 勝たなければ存在する意味は無い……」
プロフィール
人物
クローバー王国に存在する魔法騎士団のひとつ「銀翼の大鷲」の団長。
編んだ前髪の先に十字架を付けた特徴的な髪型をしている美青年。
王族シルヴァ家の長男であり、ネブラ・シルヴァ、ソリド・シルヴァ、ノエル・シルヴァの兄にあたる。
王族としてのプライドが高く、魔力のコントロールが出来ないノエルを認めていなかったが、ノエルが黒の暴牛での任務やロイヤルナイツ選抜試験で合格した事もあってか、段々認めるようになっただけでなく、エルフの襲撃の際には王国へ向かう途中襲撃に遭っているハージの村を救う為に途中下車するアスタとユノに続き行こうとする彼女をお前は王族だからという理由で共に王国へ向かうように命じた。
前述したようにプライドは高いが、自他ともに厳しく魔法騎士として非常に誇り高い気概を持っており、クローバー王国では珍しく「上に立つ王族には国と民を守る責任がある」と言う正しい権力者としての価値観を抱いている。白夜の魔眼の罠にかけられ、国をしっかりと守り切れなかった時は、「情けないぞノゼル」と自分自身を強く戒めるように言い聞かせ、ソリドがフエゴレオン・ヴァーミリオンを貶すような発言をした時は「戦いの場にいなかった我々はそれ以下だ。」と厳しく咎めた。(冒頭に上述したセリフの続きでもある。)
また、実力があれば例え平民や下民であっても素直に認める公正さも持ち合わせている。
(アスタとユノが受けた年の魔法騎士団入団試験でユノが実力を見せつけた時は、自分の団に入れようと手を挙げていたり、ロイヤルナイツに選ばれたアスタを「大事な戦力」と認めている。ノエルが多くの戦いや経験を経て強く成長していく姿を見てからは、対等に接するようになっている。)
その後、エルフと戦うノエルの成長ぶりを見て、母親と似ていた彼女を戦いに巻き込み、失いたくないからあえて遠ざけていた事を告白し今までの事を謝罪した(しかも、照れながら…)。
実は、ノゼルがノエルを突き放すような態度を取り続けたのも、尊敬し敬愛した母と似ているだけでなく、家族であり妹であるノエルを失いたくないと言う魔法騎士の前に兄として妹を守りたいと言う不器用な優しさと思いやりから来るものが一番の理由である。また、序盤のノエルは、潜在能力は高いが、現場に出ても戦力どころか自身の身を守る事すら覚束ない状態であり、そんな実力で反骨心だけで騎士団に所属するのは身も蓋もなく言えば、家名と母の名誉に泥を塗りまくっている状態であり、そんな妹に苛立ったり戦場から遠ざけたくなるのも無理はない。当然、客観的に見ればその時の振る舞いもとても好意的に受け取れるものではなかった。
珊瑚の孔雀の団長であるドロシーによると、ノゼルはノエルの事を心から愛しているとの事である。
ドロシーの魔法によるものもあるが、ノゼルはノエルを「我が可愛い妹よ。」と普段のノゼルからは考えられない口ぶりをしていた。(ノゼル自身も、図星かどうかは定かでないが、リアルタイムで悪寒を感じていた。)
同じ王族であるフエゴレオン・ヴァーミリオンとは、幼少の頃から競い合ってきたライバルのような関係。
魔法
水銀魔法の使い手で、水銀を雨のように降らして攻撃したり、槍の形に変形して操ることが出来る。水銀と言う金属の固さと液体の流動性を両立する性質上、ノゼルの持つ強大な魔力と緻密な魔法コントロールによって、変幻自在・攻防一体な立ち回りを可能にしている。また、体に穴が空くほどの重傷を負っても、水銀で血止めをして身体機能を補う等の芸当もやっている。自身の魔法であるとは言え、水銀を自分の身体に入れて大丈夫なのかな?
金属の性質から、光魔法にも、特に優位に立ち回れる。実際、白夜の魔眼の党首であるリヒトと影の王宮で相対した時は、見事に圧倒している。
余談
演じる鳥海浩輔氏は金色の夜明け団所属のハモン・カーセウスと兼役。あらゆる面で似ても似つかぬ両者を、鳥海氏の高い演技力で見事に演じ分けている。
鳥海氏が演じるキャラクターは「イケメン」、「男前」、「クールな人物」、「作品の中では何かしらの実力者」を演じる傾向がかなり強い。
原作で金色の夜明けがかつてない強敵の一人に襲われ大変な事になる事を含めて、スペード王国がアニメ化されれば、ノゼル役に専念される事になる。それも楽しみであるが。
関連タグ
銀翼の大鷲 ノエル・シルヴァ ネブラ・シルヴァ ソリド・シルヴァ アシエ・シルヴァ
ヴィンスモーク・ジャッジ:同じく王族の家族である息子を見下していたキャラ繋がりだが、彼の場合はその息子には謝罪せず逆に絶縁を言い渡された。