2:サガフロンティアの登場人物
1.の概要
1950年代フランコ独裁政権下時代、イタリアのフィアットの支援により国策自動車メーカーとして設立された。以降1980年までフィアットから技術的支援を受けつつ、フィアット車を多数ライセンス生産してスペインのモータリゼーションに大きく貢献した。
1990年代から現在まではフォルクスワーゲングループ傘下に入っており、プラットフォームや技術をフォルクスワーゲンと共有している。
エンブレムはイニシャルのSの字をモチーフにしたもので、日本のスズキと非常に似ており、遠目から見分けるのは簡単ではない。
高級車のメルセデスやアウディとは違い大衆車メーカーで、さらに同じ大衆車の括りでも兄弟車のフォルクスワーゲンの方が日本では正規販売されているため、日本で買う意味は皆無である。なので日本の公道でセアト車を見る確率は、0%と言い切っても良さそうなレベルで無い。
しかしプライベーター向けレーシングカーである『TCR』規定ではセアト車をベースとするマシンがアジアでも有力車種の一つとして普及しているため、鈴鹿サーキットや富士スポードウェイのような国際サーキットでは見ることができるかもしれない。
2.の概要
アセルス編に登場する、妖魔の君の1人「オルロワージュ」の統治するリージョン「ファシナトゥール」に住む妖魔。オルロワージュの側近であり、同じ三騎士のラスタバン・イルドゥンとは対立関係にある。白髪が特徴。
オルロワージュの命により、アセルスとともに逃亡した白薔薇姫を連れ戻そうと、追っ手の部下である3人の従騎士を送り込む。それらが失敗に終わると白薔薇姫を連れたアセルスに自ら挑むが、アセルスたちに倒された結果「消滅」した。自分より格上の存在(オルロワージュの血を受けたアセルス)に消去されることが上級妖魔の死であり、それを作中で見られるシーンになっている。「妖魔の死に様の教科書役」になった点はかなり不憫とも言えるかもしれない。
しかし執念は彼を現世にとどまらせ、消滅寸前の状態でファシナトゥールにてアセルスを待ち伏せ。再戦を挑むも再び敗北し、今度は完全に消し去られた。この時のゾズマが言う「全く見苦しい妖魔だったね」の一言は彼を全否定するようなものだが、それをフォローしてくれるのは人間または人間寄りの状態のアセルスだけである。
終始見られた出世欲の強いセリフといい、良くも悪くも人間に近い存在とも考えられる。
不憫ついでに影騎士戦の戦闘曲『バトル5』は彼とメタルブラック(メタルアルカイザー)戦のほぼ専用曲だが、レッドのライバルとして何度も登場し最後の四天王として立ちふさがるメタルアルカイザー戦の印象が強いせいか影騎士戦の影が薄くなっておりそれも不憫ネタにされる。
戦闘画面での容姿はミニキャラと大きく異なっており、最初の闘い(猟騎士)では羽の生えた左腕が矢の発射装置(ボウガン?)の全身甲冑の騎士だが、再戦(影騎士)では真っ黒な身体と鎌を持った、赤いマントの死神のような格好をしている。
↑再戦でのセアトの姿(左側)