概要
妖魔のリージョンの1つ「ファシナトゥール」出身の上級妖魔。妖魔のトップの1人オルロワージュによって展開された「闇の迷宮」すら脱出する経験を持つ大物でありながら、下級妖魔にも理解を示すという上級妖魔にしては変わった性格。一族の掟をガン無視しながら飄々とした態度で各地を放浪する。優しいのか残酷なのか、クールなのか熱いのか、つかみどころの無い性格。
その実態は混沌とした状況に拘り場を掻き回す事を好む、作中屈指の非常に邪悪な性格である。
仲間になるのはアセルス編・エミリア編のみであり、どちらも気まぐれめいた出会いからパーティに加わることになる。戦闘面では、味方キャラクターの中で唯一資質を持たないながらも敵にしか使えない「邪術」を使うことができるのが特徴(ただし即死効果の呪殺以外の術はお世辞にも使い勝手がいいとは言えず、雑霊撃は他の術の低級攻撃術に負け、激痛は全体スタンとはいえ確率が低く、痛覚倍増は敵が既に受けているダメージを倍化という強そうな効果だがダメージ上限が666と、普通にやれば連携なしでも2500〜5000程度のダメージは出せるこのゲームでは上限が低すぎて使い物にならない)。
他の上級妖魔と同様に「妖魔の鎧」が固定装備で、耐性に優れる。初期能力も全体的に他の妖魔と比べやや高めで、加入直後から即戦力として使っていくことも可能。なお、妖魔はHP・WP・JP・魅力(CHA)を除く「素の能力値」が一切成長しないのだが、ゾズマは他の能力がやや高い中で、素の集中力(WIL)だけが低めなのはその気まぐれさ所以だろうか(尤も妖魔は武具憑依で能力値をいくらでもフォローでき、ゾズマも初期状態で既にWILを大きく底上げする憑依を行っている)。
リマスター版のアセルス編で明かされたエピソードでは、どうも彼は多くの下級妖魔から信頼されているらしく、トリニティラムダ基地のハーレムを壊滅させヤルートを失脚させたのは彼によるものであり、この時に基地内部にうろついている妖魔系の敵キャラは彼の差し金。
また、闇の迷宮脱出後彼が合流した後にオリジナルでお蔵入りしていた「妖魔訪問イベント」が解禁される。
ただし、リマスター版では呪殺のLPブレイク属性がなくなり、ただの使いづらい即死攻撃になって弱体化。一方で、妖魔が心術を購入可能になったことと引き継ぎ時に邪術が復活する仕様が合わさり、一旦店売りの心術を買って邪術を忘れてから引き継げば、ノーリスクで心邪両方持ちが出来るようになった。
メインビジュアルでは星型のニプレスをしており、二次創作ではソコを(ネタ的に)弄られる事が多い。
また、赤い髪色+ちょんまげという髪型が『ストリートファイター』シリーズの豪鬼を連想させ、裏解体新書などでもネタにされている。